学校生活

 

 2学期も終業式を迎え、そろそろ年末年始、そして3学期になってきます。学校林のセンサーカメラ調査では、毎年3学期になるとキツネが撮影されています。おそらく冬になって活動範囲の広がったキツネが学校林にやってきているということだと思います。そんなキツネが今年は、少しフライング気味に2学期から撮影されています。

 キツネは草原性の動物ということもあって、学校林ではほとんど撮影されることがありません。また、同じイヌ科の動物でも、タヌキに比べて肉食性が強いハンターであるため、狩り場から離れることが少ないというのも理由かも知れません。決して数の少ない動物というわけではないのですが、学校林の調査では普段姿を見ないので、撮影されるとありがたい動物です。

 最近は少し回復傾向にあるとはいえ、タヌキの撮影数も一時期ほとんどなくなっていたので、キツネやタヌキという里山の代表みたいな動物があまり撮影されないというのは、この学校林の面白いところなのかも知れません。まぁ、ただニホンジカが多いだけとも言えますが。

 冬休み中も学校林ではセンサーカメラが動物を狙っています。来年も引き続き調査をしていき、学校林の動物についてもっと知りたいと思っています。