学校生活

 

 秋という季節は、哺乳類が冬に向けた準備で活発に行動するようになる季節です。学校林でも多くの動物が姿を見せるようになり、生物多様性が高くなる時期です。そんな季節だからなのか、今回、1年ぶりにムササビが撮影されていました。

 学校林でムササビが初めて撮影されたのは昨年の10月です。大量の撮影データに埋もれていて、写真を確認したのは今年に入ってからですが。ムササビは樹上性の動物なので、地上に仕掛けているセンサーカメラで撮影されることは基本的にありません。前に撮影されたときは、たまたま地上に降りてきたのだろうと考えていましたが、今回、同じ時期に複数回撮影されていました。

 撮影場所は、昨年と同じく水場の前です。つまり、水を飲むために降りてきているという可能性があります。学校林の水場は、ニホンジカがヌタ場として利用していることばかりに注目してしまいますが、実はムササビを含め、たくさんの動物の給水ポイントになっているようですね。今後も撮影されて欲しいものです。