学校生活

 

 1学期の期末考査が終了したので、考査期間中に設置していたセンサーカメラのデータを回収してきました。梅雨が明け、本格的な夏になって、学校林の動物はどのような姿を見せてくれるのでしょうか。

 最近、よく撮影されると感じるのがアナグマです。今回も明るい時間に撮影されていますし、学校林に頻繁に訪れていることが分かります。アナグマは見た目こそタヌキのようですが、分類はイタチ科(タヌキはイヌ科)なので、別のグループの哺乳類です。しかし、タヌキとは縁の深い動物でもあり、アナグマが掘った巣穴をタヌキが利用することがあることから、「同じ穴の狢」という言葉が生まれたほどです。狢(むじな)というのは、タヌキとアナグマを混同した呼び方なんですね。

 しかし、見た目が似ているといっても別の動物ですから、見比べれば違うことが分かります。顔や尾などのパーツで見分けることもできますが、慣れてくるとシルエットで分かるようになってきます。科学部の部員たちは、センサーカメラ写真の記録を通して、動物を見分けるコツを覚えていくのです。