写り込んだ世界を読み解け!万博写真×探究学習

4月23日の万博遠足に先立ち、生徒たちは「ある1枚の写真」をきっかけに探究学習を行いました。写っているのは万博の風景――でも、ただ眺めるだけではありません。

■ 写真の"奥"を読み解く

注目したのは、大屋根リングに使われた木材の種類やその割合、構法などの建築的な要素。さらには、案内サインのデザインやその意味、写真にたまたま写り込んだ万博グッズと思われるスニーカーにまで、好奇心のアンテナは広がります。

「なぜこの視点に注目したのか?」「どうやって調べたのか?」という問いかけのもと、各チームがそれぞれの調査手法や気づきを発表し合いました。

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■ 白熱した"撮影場所"論争

なかでも面白かったのは、「この写真は万博のどこで撮られたのか?」という問題。 あるチームは「東口だ」と主張し、別のチームは「西口に違いない」と断言。 その根拠として、写り込んでいる建物の形や人の流れ、光の向きなど、まるで"現場検証"のような鋭い観察と推論が飛び交いました。

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■ 探究の力、遠足で発揮なるか?

これらの事前学習を経て、生徒たちは実際に万博の会場を訪れます。 「この建材、写真と同じだ!」 「サインの色使い、やっぱり○○を意識してたんだ!」 そんな気づきが、現地でどれだけ生まれるのか...まさに"探究の本番"が始まります。 事前に調べた知識と現場での体験が結びついたとき、学びはもっと深く、もっと面白くなるはずです。 万博後の学校生活では、どんな土産話が聞けるでしょうか。学校図書館でも関連資料を揃えてお待ちしています!

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