みらいクリエイト科 2年生「古典探究」の調べ学習でICT活用。

 3学期に入り、みらいクリエイト科2年生の国語科授業「古典探究」では、教科書に掲載されている和歌の中から好きな一首を選び、和歌の意味や背景、出典の文献、作者、和歌に登場する地名などについて深く調べる学習を行っています。この調査探究では、今年度、三菱みらい育成財団の助成で導入している電子図書館サービス「ジャパンナレッジschool」が主に活用されています。

 「ジャパンナレッジschool」は、約40種類の辞事典のほか新書や小冊子などの叢書類を一括検索できるサービスです。和歌の出典である文献を調べるには『百科事典』、和歌の意味を調べるには『全訳古語辞典』や『日本古典文学全集』、作者を調べるには『日本人名事典』等、生徒達はキーワードで一括検索して抽出された複数の参考図書から、各々のケースで適切であると思った資料を選び、学習を進めていました。同時に多数人が同じ文献を閲覧することが可能なデジタルの利点を活かし、「ジャパンナレッジschool」で基礎情報を把握した後は、和歌の背景などを深掘りするべく、一般のWebサイトやWikipedia、学校図書館にある本やCiNii国立情報学研究所のWebサイトで確認できる論文を参照する等、生徒ひとりひとりが選んだ調査方法に移行していきます。

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 「ジャパンナレッジschool」は個人IDが付与されているため、紙文献であれば図書館から借りて帰るのも困難な重量のある資料も、自宅のパソコンやスマートフォンから自由にアクセスして、いつでも参照することができます。課題提出までにまだ1回授業が残っていますが、自宅でも同じように学習を進めることができるため、やる気次第でレポートの完成度は高くなることでしょう。成果発表が楽しみです。

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