空を見上げると、大きな入道雲が姿を見せる夏本番となりました。近年は地球温暖化の影響なのか、全国的に厳しい暑さが続いております。学校でも熱中症対策に万全を期しながらの日々でしたが、子どもたちは暑さに負けず、実り多い70日間を駆け抜けました。大きな事故や感染症の大流行などもなく、第1学期の教育活動を終えられることに、まずは感謝です。これも子どもたちの頑張りと保護者・地域の皆さんの支えがあってこそです。改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
適正配置という新しいスタート、そして「仲間」の広がり
今年度、丹後小学校と宇川小学校が一つになり、新しい丹後小学校として第一歩を踏み出しました。4月のスタート当初は、新しい環境やこれまでと違うバス通学などに、少なからず緊張や戸惑いがあったことと思います。しかし、昨年度からの交流学習やバス通学シミュレーションなどのおかげか、すぐに馴染むことができ、この1学期で教室での様子は大きく変わりました。人数が増えたことで、授業中には「なるほど、そんな考え方もあるのか!」と、多様な意見にふれることができ、学びに深まりが見られました。休み時間には、新しい友だちを誘い合って、グラウンドや教室で元気いっぱいに遊ぶ姿があふれ、遊びの幅もぐんと広がりました。よいことばかりではなく、大人数になり、考え方や育ってきた環境が異なる仲間が集まったからこそ、時には気持ちのすれ違いから小さなトラブルになることもありました。しかし、これこそが貴重な「社会性を育む」チャンスです。ぶつかり合う中で、相手の気持ちを想像し、どう折り合いをつけるかを考える。そうした一つひとつの経験が、子どもたちの心を少しずつ、確実に大人への成長につながると考えます。学校は勉強だけでなく、そうしたことも経験する場です。将来的にはもっと大きな世界へとび出していくのです。今のうちに、失敗からも多くのことを学ぶことが大切です。
広くなった校区は「最高の教科書」〜宇川小・経ヶ岬への学びの旅〜
適正配置によって校区が大きく広がったことは、子どもたちの学びの場を広げることになりました。1学期の間に、広くなった校区の魅力を直に感じるため、1年生は旧宇川小学校へと足を運びました。限られた時間ではありますが、皆で遊び、ザリガニ釣りなどを楽しみました。3年生は、丹後町の誇るべき宝である「経ヶ岬灯台」の見学にも出かけました。岬にそびえ立つ灯台の歴史や、守り続けてきた人々の思いにふれ、自分たちのふるさとの奥深さを学ぶ素晴らしい機会となりました。ただ教室で教科書を開くだけでなく、実際に足を運び、五感を使って学ぶ。校区が広がったからこそできた、ダイナミックで豊かな学びでした。
明日からの夏休みに向けて
今、世界ではスポーツの国際大会などで、限界に挑み、仲間と力を合わせて感動を生み出すアスリートたちの姿が話題となっています。本校の子どもたちも、この1学期、適正配置という大きな変化の中で、新しい自分へと挑戦し続ける素晴らしい姿を見せてくれました。心も体も一生懸命に走り抜けた1学期でした。まずはこのがんばりを、ご家庭で大いに褒めてあげてください。明日からは、待ちに待った45日間の夏休みが始まります。夏休みにしかできない体験をし、一回り大きくなった子どもたちと、2学期に元気に再会できることを楽しみにしております。
保護者・地域の皆様、この1学期間、温かい気持ちで子どもたちと丹後小学校を支えてくださり、本当にありがとうございました。安全で有意義な夏休みとなりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 校長
新しい仲間、広がる世界!新・丹後小学校の歴史を一歩踏み出し、共にすすんだ70日間でした!
校長室