令和7年度島津サイエンスキャンプ

7月22日(火)「島津サイエンスキャンプ」に本校3年生7名、2年生1名が参加しました。島津サイエンスキャンプは、京都府立中学校4校合同で、株式会社島津製作所の本社・三条工場を訪問し、施設の見学と体験学習を行う取組です。

 ぶんせき体験学習では、簡易分光器可視分光光度計を操作し体験と簡易分光器を作成しました。実際の工場の工程でも作業の安全性や効率化、製品の精度などを大切にされていることを教わりました。作成した分光器を使って、光のスペクトルに関する実験を行いました。分析機器の操作体験では、光の性質や物が見える原理、分光光度計の仕組みを学習しながら実際に機器を操作しました。飲み物の各波長における透過度を測定し、飲み物の種類によるスペクトルの違いを調べました。

 施設見学では、工場とショールームの見学をさせていただきました。工場見学では、失敗なく組み立てるための工夫や製造ラインの仕組みについて知ることができました。ショールームでは、島津製作所で製造しているさまざまな測定機器の説明や最新の医用診断機器を操作する体験をさせていただきました。
 最後に、「光で時間を計る:光格子時計と私たちの未来」と題して、光格子時計の小型化、商品化に関わっておられる研究者の方の話をお聞きしました。自身の学生時代の経験などもお話しいただきました。数センチメートル単位の地面の変化を感知できることから、時間計測だけではなく他分野への応用も期待されているなど大変興味深い話を聞くことができました。

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