毎朝のグランドでは「先生、一緒におにごっこしよう」「僕も入れて」「私も入れて」「いいよ」という元気な声が響いています。最初は、5~6人だった遊びも、気が付けば学年を越えて多くの子どもたちと先生がグランド中を駆け回る大きな輪へと広がっています。
ルールも自然に変化し、「変わりおに」から「こおりおに」になり、そしていつの間にか先生(オニ)対子どもたちという構図に。先生チームが疲れていると気付くと、高学年の子が「僕もオニがしたい」と加わり、遊びを支える姿も見られます。肌寒い朝でも、子どもたちの笑顔と活気のおかげで、1時間目をぽかぽかした気持ちで迎えています。
4月22日からは休み時間のボール遊びも可能となり、今はドッチボール、サッカー、バスケットボール、キャッチボールなど、思い思いの球技に夢中です。驚くのは、同じ場所で複数の遊びが同時に行われていても、子どもたちが互いに距離を取り合い、自然と場を調整しながら遊びが成立していることです。
もちろん、全員が外で遊んでいるわけではありません。読書をする子、おしゃべりを楽しむ子、廊下の窓からおにごっこの実況中継をする子など、休み時間の過ごし方はさまざまです。自分がリラックスできることや夢中になれることを知っている子どもたちは、自分なりの時間の使い方を理解しているのかもしれません。
このように、遊びには、子どもたちの成長に欠かせない多くの学びが詰まっています。例えば、ルールを守ること、友達と相談をして遊びをつくりあげること、トラブルが起きたときに折り合いをつけること、体を動かす心地よさを味わうことなどが挙げられます。こうした経験は、教室だけでは身につかない大切な力です。また、遊びの中で「自分はどうしたいか」「相手はどう感じているか」を考えることは、自己理解や他者理解の土台にもなります。
大人から見ると「ただ遊んでいるだけ」に見えるかもしれませんが、子どもたちは遊びを通して、社会性・創造性・協調性・判断力など、多くの力を育んでいます。
今日も子どもたちの遊びに夢中になる声が聞こえてきました。これからも、子どもたちが安心して思い切り遊び、学びを深められる環境づくりに努めてまいります
