秋が感じられる季節となってきました。日本は四季のある、世界でも珍しい国の一つとなっていますが、ここ数年の温暖化の影響を受け、秋が短くなっているように思います。「○○の秋」という言葉があるように、「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」「文化の秋」「芸術の秋」など、秋は気候もよく、何をするにも集中して取り組むことのできる季節です。だんだんと短くなっているとはいえ、ちょうど今、いろんなことに取り組むには絶好の季節です。地域でも様々な催しがあります。短い秋ですが、ご家族で参加する経験もあるといいですね。
学校では、文化やスポーツなど、子どもたちが体験できる取組を行っています。その一つ、10月18日(土)には、2学期の大きな学校行事である、運動会が行われました。当日は、多くの保護者の皆様、地域の皆様に来場いただき、子どもたちの頑張りを応援していただいたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
子どもたちは、自分たちの運動会を自らが創り、盛り上げようといろいろなアイデアを持ち寄り、工夫した取組を行いました。低学年、中学年、高学年とが取り組んできた集団演技でもそれぞれの学年に応じた工夫が見られました。決まった演技に加えて、オリジナルの演技を取り入れていたこともその一つです。自分たちで話合い、グループや個人でどんな動きをするのがいいのか、たくさん考えて決めました。
また、委員会活動では、運動会の広報を地域の方にするために、地域の方がよく見る場所にポスターを貼ることを決め、コンビニエンスストアやバス停、公共施設に自分たちで担当者に電話でお願いすることもしていました。大人に対して、自分たちの思いを伝えお願いすることは、ハードルが高い行動ですが、先生の力も借りながら了承を得ることにたどり着いた経験は大きかったと思います。
運動会での成功体験が、今後の学校生活に大きな影響を与えると思います。実りの秋となるよう、集中して取り組む機会も増やしていきたいと考えています。子どもたちのとことん何かに向かう力を指導していきます。