本校では、生徒が多様なテーマや価値観に触れ、多角的に物事を考える力を養うことを目的として、担任以外の教職員による道徳の授業に取り組んでいます。

2年生では、学年主任による道徳の授業が行われました。

今回のテーマは、現代社会を生きる生徒たちにとって避けては通れない「インターネットの炎上と人権」です。SNSでの情報発信が日常的となった今、飲食店での迷惑行為や、著名人への誹謗中傷、さらにはいじめ動画の拡散といった、目を疑うようなニュースが後を絶ちません。画面越しで当たり前のように他者の人権を侵害する言動が飛び交う現状に、強い危機感を抱いています。

今回の授業では、カードゲームを用いた「炎上シミュレーション」で炎上の裏側に潜む心理について深く掘り下げました。

「相手の顔が見えないので、感情的な言葉を使っていた」「正義感のつもりが、いつの間にか攻撃に加担していた」といった、ネット空間特有の危うさや心理を身をもって学びました。
「画面の向こうには、自分と同じ心を持った人間がいることを忘れてはいけない」「軽い気持ちの拡散が、取り返しのつかない人権侵害につながる怖さを知った」といった意見が出され、情報の受け手・送り手としての責任を再確認する貴重な機会となりました。