先週金曜日と、本日の2日間、5年生が「福祉体験学習」をおこないました。
この学習は、アイマスク・車いす・機能低下疑似体験を通して、
高齢者や障がいのある人の個性や価値観を認め合い、一人ひとりを尊重する自発的な態度や実践力を培う
ことを目的として、例年、八幡高校南キャンパスの高校生にサポートしていただきおこなっています。
先週2クラス、本日は3クラス87名の児童がお世話になりました。
美濃山小学校から歩いて、八幡高校南キャンパスへと向かいます。
高校へ到着すると、高校生のお兄さんお姉さんが出迎えてくれました。
3グループに分かれて、
アイマスク体験・車いす体験、機能低下疑似体験をおこないました。
アイマスク体験では、
視覚を遮るとどうなるのかというのを体験するだけではなく、
視覚が遮られた状態でも、折り紙をしたり、お金を触って識別することなど、できることがあることも体験しました。
車いす体験では、
車いすの各部分の名称から、折りたたみ方の練習、実際に座る人と押す人に分かれて、段差やスロープを超える体験をしました。
機能疑似体験では、
高齢者になると、視野が狭まったり、色が識別しにくくなったりすることを、特殊なメガネをかけることを体験しました。
また、軍手を二重にして、手におもりをつけて、お箸を使う動作をしました。
5年生からは「思うように手が動かない」「色がどれかわかりにくい」という声が聞こえてきました。
すべての人が自分と同じように見たり、聞いたり、感じたりしているわけではないことに気づいたようでした。
今回の体験学習では高校生のみなさんに、小学生にわかるようにやさしく分かりやすく教えていただきました。
はじめは緊張していた5年生も、一つ一つ体験を重ねていくたびに、
緊張もほぐれて、楽しく学ぶことができました。
5年生は3学期の総合的な学習の時間で、今回の体験をもとに福祉について学習をすすめていきます。
5年生の保護者様につきましては、またお子様に体験の感想など聞いていただければ、子どもたちの省察の機会となります。
今回の体験に終わらず、5年生のみなさんは自分にどんなサポートができるか、また考えてみてくださいね!