「第22回 卒業証書授与式」

本日、149名の6年生が美濃山小学校を巣立っていきました。

6年生が入学したのは平成30年。

まだ令和になる前の時代です。

入学式にまだ桜が残っている春でした。

5クラスという大所帯の学年で、

これまでたくさんの友達と先生のサポートを受けながら

すくすくと成長していきました。

2年生の3学期、新型コロナウイルスにより

突如3ヶ月間の臨時休校に入りました。

保護者のみなさまに昇降口に課題を取りに来ていただいたり、

分散登校(当時は4グループ)、臨時登校をしたりと、

休校中も学びを止めることなく、みんなは前へ進んで行きました。

3〜4年生の間は、マスク、手指消毒、アクリル板、3密など、

ソーシャルディスタンスの中で学習を進めてきました。

どんな変化にもその都度対応しながら、

徐々に平時の活動へと移行していきました。

5年生になると、5類への移行により

いよいよアフターコロナを迎え、

気づけば令和4年。

心も身体も成長したみんなは最高学年に向けて、いつも全力で駆け抜けていました。

そして6年生。

「自立と挑戦」・「スマイル」・「PRIDE」

の目標のもと、

自分たちの手で創る主体的な学校を目指して

各行事、委員会、登校班などあらゆる場面で、下級生をリードして、

今日の日まで頑張ってきました。

修学旅行、スマイルスポーツフェスタ、校外学習、6年生を送る会など

天候不良や感染症拡大によって、

企画通りに進まないこともたくさんありました。

しかし6年生は諦めることなく、

いつも前向きに、一生懸命取り組んでいました。

それはきっと、

なぜ今頑張るのか、

なんのために頑張るのか、

この先自分はどうありたいのか、

そういった本質的なことをみんな理解して、

今自分は何をすべきかを考えて行動していたからだと思います。

6年生が経験してきたこの6年間は

この先の未来、人生の縮図なのかもしれません。

人生は思い通りにはいかないことの方が多いかもしれません。

いつも楽しいことばかりではないし、

時には嫌なことや辛いこと、

高い壁がそびえ立つこともあるでしょう。

でもその度にただ逃げていては前へ進めません。

立ちすくみ、ただ我慢しているだけでも進めません。

人や環境のせいにして、愚痴っていても何も変わりません。

戦ったり、回避したり、

別の方法を探したり、

そういったことをまわりの人と話し合いながら、

最適解、納得解を見出し、

少しずつ前へ進んでいくことが必要になります。

でも、ずっと「一生懸命」「頑張る」ことは

疲れますよね。

だからこそ、「家族」「友達」など、

まわりの人の支えに

いっぱい感謝を伝えることで、

いっぱい支えてもらいながら

エネルギーを蓄え、

また前へ進んでいくことができるのだと思います。

小学校生活でたくさんの知識を得ることができました。

友達の大切さや付き合い方を学ぶことができました。

目標を達成した時の充実感、満足感を味わいました。

自分はどんな人生を歩んでいくのか、

どんな人間になりたいのか、

そのために何をしていくのか。

様々なことにチャレンジして、

強く、たくましく、しなやかに!

自分の力で未来を切り拓いて進んでいってください。

6年生の保護者の皆様につきましては、

6年間、あらゆるご支援ご協力をいただきまして、

本当にありがとうございました。

あんなに小さかったお子様も、

すっかりとお兄さん、お姉さんらしくなって、

こんなにも立派に、堂々した姿を見せてくれました。

ご家庭ではまだまだ幼い面もあるかもしれません。

しかし親のいないところでは、

子どもたちは自分で考えて、

自分の力で壁を乗り越えていっています。

これからの中学校生活、

心配なこともたくさんあるかもしれませんが、

大人が正解、不正解かを示して導くのではなく、

あたたかい目で見守っていただき、

お子さんが自分で決めた答えを

応援していただければと思います。

また何倍も成長した皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!

ご卒業、おめでとうございます!

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