9月9日(土)に、男山東中学校のそばを流れる「大谷川」の
自然体験学習がおこなわれました。
本事業は、男山東中学校学校支援地域本部の主催で、
大谷川の環境保全、自然観察を
地域・学校・児童生徒・保護者が一体となって行なっています。
有都小学校、美濃山小学校の有志の小学生と、
男山東中学校の生徒のみなさんが集まりました。
学校支援地域本部長から
「数十年前、大谷川はとても綺麗な川でした。たくさんの蛍が飛んでいました。
また蛍が住める美しい大谷川にしたいですね。」
とお話がありました。
中学生と小学生、そして学校関係者や地域の自治会の皆様が協力して、
川の清掃活動をおこないました。
空き缶やペットボトルのほか、
フライパンや時計などの日用雑貨などの川の中に捨てられていました。
中学生も積極的にゴミを集め、
わずか1時間ほどでたくさんのゴミを川から拾うことができました。
ゴミ拾いが終わった後は、網を使って、
川にいる小魚、エビ、ザリガニ、おたまじゃくしなど
水辺の生き物をつかまえて観察しました。
決して澄んだ美しい川とは言えない川ですが、
子どもたちは小さな生き物はたくさん棲んでいる様子に驚いていました。
また、水辺に集まるトンボや蝶などの虫も見ていました。
最後には、昔の大谷川を取り戻すため、
「カワニナ」というタニシを川に放流しました。
このカワニナが、蛍の幼虫のエサになるそうで、
カワニナが川に定着すると、そこに蛍が卵を産み、
幼虫が成長できるそうです。
最後に中学生から今日のイベントの感想と、
大谷川を蛍の飛ぶ綺麗な川にしていきたいと、
思いを語ってくれました。
美濃山校区にもたくさんの自然が残っていますが、
街の発展と自然の共存について、
子どもたちと一緒に考えていきたいですね。
子どもたちのために、ご協力いただきました皆様ありがとうございました。