令和３年度、保護者・地域の皆様には子ども達を温かく支えていただきありがとうございました。今年度久美小では「つながり たくましい 久美っ子」を目指し子ども達を育んできました。コロナの影響で教育活動の制限があり、授業参観の機会や外部との関わりが減る中でしたが、子ども達は、「つながり、たくましい姿」を見せてくれました。その一部を紹介します。（主に3学期の一例）
久美の子１組
自分にあった方法でこつこつと勉強し「クラスのつながり」を大切に努力しています。マット運動のうさぎ跳び、開脚前転を行い、図工の作品では「窓のある建物」を作り、みんなで雪遊び、バドミントンやコースター作り、お茶会などにも取り組みました。温かいムードで過ごし、教室に戻ってくると「ただいま、おかえり」と言い合う「クラスのつながり」が深いです。
久美の子２組
「おひなさまパネル」を完成させ、久美小の「たくましさ」を地域の方にも伝えてくれました。「作るのが大変だったよ、みんなが嬉しいと言ってくれて、楽しかったよ。」「お内裏様になったみたいな気持ちになれたよ」と感想を持ちました。他にも干し柿作り、お茶会、こいのぼり等年中行事を味わい「クラスのつながり」を大いに深めました。久美っ子の輝きを地域に発信しています。
１年生
「かっこいい２年生になるぞ！」を合言葉に「１年生のまとめ」をがんばって取り組み、「クラスのつながり」がとても感じられます。「時間を守る」「姿勢よく話を聴く」「掃除を頑張る」など、みんながやりたくない事でも積極的です。特に、掃除は机の下を拭いたり、時間内で終わらせたり、言われなくてもしています。人が嫌がる事、進んでできる「１年生のつながり」が輝いています。
２年生
「九九ばしら」の取組では、「たくましく」努力しました。かけ算カードを休み時間、放課後に練習し、くじけそうになりながらも諦めず、何度も何度も努力しました。3月には多くの子がはしら認定をゲットし勉強に大いに励みました。また、教室に大きく掲げられている迫力ある版画は「2年生のたくましさ」がとっても感じられ、輝いています。
３年生
大縄大会では、チームの「つながり」を大いに深めました。「１，２年生のお手本で一生懸命跳んだけど３位で、とても悔しく来年は優勝を目指したい。」「連続で跳ぼうと意識したけど難しかった。でも、たくさん練習し本番では１位。うれしかった、私が6年生になったら、今の6年生みたいになって優勝したい。」という感想を持ち、チームをリードする高学年から学び、輝いています。
４年生
立会演説会に向けて「たくましく」動きました。初めはクラスの半数が立候補したいと名乗りを上げ、公約やポスター作り、スピーチ作りを考えました。さらに、クラスの子に演説を聞いてもらう等クラスのつながりも深めました。みんなで支え合ったり、積極的に動いたり、「学年のつながり」が素晴らしい輝きです。高学年となる次年度が大いに期待できます。
５年生
6年生を送る会では「あせったけれど、無事スタートし成功でき、思い出に残るような事ができて良かったです。」「6年生にありがとう、と言えてよかったです。」「いつも6年生がしていた大変さがわかったし、あと１ヶ月6年生を全力でサポートしたい。」と感想を持ち、朝からドキドキし、いつもより静かだったと聞いていますが、初めての行事をやり切ったからこその達成感やうれしさであったと思います。「学年のつながり」を生み輝きました。6年生へのデビュー戦、皆でつながりを大切に成功させました。
６年生
学習発表会では、６年生の元気良さ、前向きさに６年間の成長を感じ、「クラスのつながり」を発信しました。「150周年記念の発表で、地域や歴史を発信し、学校と地域のつながりを感じました。」「今年度、初の参観に感謝です。ありがとうございます。心と心のつながりを感じた。」との感想を、保護者の方からいただきました。６年生同士のつながりや久美小の強みを生かした発表会でした。さすがは6年生！
こうした成果を大切に、令和4年度は「つながり たくましい 輝く 久美っ子」を目指し久美浜小学校は151年目の歴史を築いていきます。
しかし、立ち番をしていると、あいさつの声が小さく下を向いて素通りする子どもも見かけます。気持ち良いあいさつができる人であってほしいと思います。（将来の社会的自立に向けて）一方で、横断歩道を渡った後に、待っていただいた車に深々と腰を曲げてお礼を伝える子もいます。今後、こうした日常生活の自然の動作にも目が行く久美っ子！であってほしいと考えます。最後に、コロナ対策をしっかりと行い、安心安全な春休みとなりますことを願い、今後とも久美っ子を温かく見守っていただきますようお願いいたします。
久美浜小学校 杉本 智
