城陽市青少年健全育成市民会議とは

 青少年が心身ともに健やかに育つことを促進するとともに、青少年の健全な成長を阻害するおそれのある環境または行為から青少年を保護し、もって青少年の健全な育成を図ることを目的として、昭和56年(1981年)に設立されました。

あそびのはくぶつ館の様子

 市民会議の名称は、学校をはじめPTAや各種団体はもちろん、各自治会に属する市民ひとりひとりが、手をつなぎ、力を合わせて青少年の健全育成に取り組む意味でつけられました。
 小学校区ごとに、学校、PTA、自治会、各種団体の代表が中心になって事業を推進している「校区会議」と、各校区会議から選出の評議員を含む全市的な代表者の参加を得ている「評議会」は、5つの専門部(広報部・育成部・環境浄化部・相談部・研修部)を設け、事業が進められています。

 城陽市青少年健全育成市民会議は、子どもたちが安心して安全に過ごせる地域環境づくりに努め、「豊かな心を育む」ことを基本に、次の5項目を重点として健全育成事業を進めています。

1 やまびこ運動の推進
 子どもは「地域の宝」として「市民総ぐるみで育てる」をモットーに、青少年健全育成市民運動を「やまびこ運動」と名付け、「青少健」結成以来推進しています。具体的には、◎校区会議活動 ◎あいさつ運動 ◎青少年健全育成だより「やまびこ」その他の広報紙づくり◎声かけ(ひと声)運動などを更にひろめ、特に子どもの安全を守るため、地域内の子どもたちとの関わりを、地域ぐるみで一層強めていくとともに、地域の実態に即したきめこまかな市民へのはたらきかけを呼びかけます。

2 青少年の社会参加の推進
 青少年が地域の一員であることを自覚し、地域活動や社会参加活動ができるよう、学校教育との連携を図ります。
 特に、あそびのはくぶつ館や「青少年の意見」発表会、自然とのふれあい登山など異年齢での各種社会参加事業などを通じて、社会的・人間的なつながりを強め、とりわけ小学生及び中高生の社会参加のひろがりをめざします。

3 社会環境浄化運動の強化
 近年の情報化社会への急激な変化に対し、青少年が利用する携帯電話(スマートフォンなど)、各種電子機器媒体を用いたインターネットの不適切な利用に起因して生じるさまざまな問題に巻き込まれることのないよう、また、危険薬物等に手を染めることのないよう、家庭、地域社会、学校及び、関係機関との連携を強めながら、青少年を取り巻く社会環境の整備に努めます。

4 地域社会のネットワーク作り
 青少年に対する市民の共通理解を深め、地域の指導性を強化するために、学校をはじめ地域の育成団体などと連携し、市民の参加を得てネットワーク作り懇談会などを開きます。いじめ根絶等に向け、社会全体で子どもを見守り健やかな成長を促すために連携・協働する体制を強化します。

5 研修の充実
 要綱に示す目的を達成するために、評議員・青少年育成各種団体を対象としたさまざまな視点からの研修を充実させ、自己研鑽及び普及啓発に努めます。

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