校長挨拶

『地域とともに未来を創る 魅力ある学校づくり』


 
京都府立須知高等学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。
 本校は、明治9年に創設された京都府農牧学校の流れを継承し、本年、創設から数えて150年という大きな節目の年を迎えました。この記念すべき日にあたり、同窓会、PTA、京丹波町、そして本校が一体となり、創立150年記念事業の準備を進めております。京都府農牧学校は、現在の北海道大学農学部へとつながる札幌農学校、東京大学農学部へと発展した駒場農学と並び、日本三大農牧学校の一つに数えられています。ここ京丹波町は、我が国の近代農業教育発祥の地として、歴史にその名を刻んでいます。その後、本校は船井郡立実業学校、京都府立須知農林学校へと発展的に継承され、昭和23年に京都府立須知高等学校として新たな歩みを始め、現在に至っています。本校は、150年にわたる歴史と伝統を礎に、地域とともに歩み続けてきた学校であります。
 現在、本校では、地元京丹波町をはじめ多くの皆様の御支援のもと、学力向上や資格取得、地域と連携した探究活動、そして部活動など、特色ある教育活動に取り組んでいます。とりわけ、「総合的な探究の時間」における「京丹波学」は、本校を特色とする取組の一つです。「京丹波学」では、京丹波町の自然、産業、文化、歴史といった豊かな地域資源に直接触れながら学ぶとともに、少子高齢化や地域産業の持続、地域コミュニティの在り方など、京丹波町が抱える様々な課題について、生徒一人一人が自分事として捉え、その解決策や地域活性化の方策を考え、発信する力を育成しています。地域の課題に向き合い、自らを問い、仲間と協働し、答えを創り出す学びは、生徒の主体性や課題解決能力を育むとともに、将来、社会の中で生きていくための確かな力となります。地域の皆様と連携しながら学ぶ経験は、生徒にとってかけがえのない学びであり、本校の大きな教育的特色です。  
 また、京丹波町は昭和63年に開催された第43回国民体育大会「京都国体」において、フィールドホッケーの競技会場となり、それ以降、フィールドホッケーは「京丹波町のスポーツ」として地域に深く根付いてきました。本校ホッケー部もその歴史を受け継ぎ、女子は全国高等学校総合体育大会(インターハイ)優勝、男子も全国高等学校選抜大会優勝という輝かしい実績を残しています。部活動を通して培われる粘り強さや協調性、仲間と目標に向かって努力する姿勢は、生徒の人間的成長につながっています。
 本校で学ぶ3年間は、人生の中でも将来を大きく左右する、極めて重要な学びの期間です。本校では、生徒一人一人が高い志を持ち、自らの将来像を思い描きながら、社会的・職業自立に向けて確かな進路を切り拓いていけるよう、教育活動の充実に努めています。また、授業や学校行事、部活動など、さまざまなふれあいの中で他者を思いやる心を育み、心豊かな人間へと成長してくれることを願っています。
 本校は、丹波高原の広大な校地を有し、豊かな自然環境に恵まれた学校です。生徒が学習や部活動、行事など、あらゆる教育活動に全力で挑戦できる環境を生かし、これからも地域とともに歩む学校づくりを進めてまいります。今後とも、本校教育への御理解と御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和8年4月1日
京都府立須知高等学校
校 長  坂本 正義