私が今回オススメするのは、『三つ編み』レティシア・コロンバニ（著）です。
フランスでベストセラーになったフェミニズム小説です。
物語の舞台となっているのはインド、イタリア、カナダ。三大陸の三人の女性が差別や困難に立ち向かい、自由や自立を求め闘う姿を描いた物語です。生きる場所も境遇もかけ離れた三人の女性たちのお話は「髪」をモチーフに交錯しながら編み込まれるように進んでゆきます。
読み進めていくうちに、ヒロインたちの強烈ともいえる意志の強さに心揺さぶられました。自分が持った宿命をただ悲観するのではなく、私自身もこのヒロインたちのように「生きる」ということに熱意を持って人生を歩みたいと感じました。
平等とは何だろう？幸福とは何だろう？この世界が抱える問題に目を向けるとともに、自分の生き方を見つめ、深く考えさせられる作品だと思います。
フェミニズム小説にカテゴライズされていますが、性別や属性関係なく、読んでみてほしいおすすめBOOKです！
