いつまで続くのか、この暑さ。この夏は猛暑、酷暑と何度聞いたことか。今週も気温が高く、蒸し暑い日が続くこともありましたが、朝夕は涼しいと思わせるころとなりました。
誰に教えられるのかわかりませんが、季節は知らぬ間に次のシーズンにバトンを渡したようだ。平安時代の歌人が、”秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる”と詠んだ句は言い得て妙であり、絶賛を博すものではないでしょうか。長い年月を超え、今なお色褪せることなく、秋の訪れとともに輝きを増しているようにも感じます。
秋になったと目には見えませんけどの意を「さやか」のことばに託した表現は、音とビジュアルの両者を表わした豊かな言語、まさに日本語の美しさの結実といってもよいのではないでしょうか。
「天高く馬肥ゆる秋」とも言われるこの時期、学び多き時でもあります。子どもたちも一回り、二回りも成長を遂げる時、子どもたちの自立に向け、学園の教職員一同専心してまいります。一学期同様、今学期も地域の皆様どうぞよろしくお願いいたします。
*下記のとおり、たよりを発行しました。ご一読いただきますようお願いいたします。