令和5年度 始まりにあたり

丹後中学校が開校して、十年目を迎えました。これまでの九年間、「本気で本物を創る」・「本気で本物に挑戦する」を合言葉に先輩たちが、学習、部活動、行事等に取り組んできました。目標を高く持ち、新しい価値を生み出すことへ挑戦し続ける丹後中学校の生徒の向上心は、脈々と引き継がれてきました。

そこで、今年度、中学校生活をはじめる君たちに、二つのことを伝えます。

一つ目は、「人とのかかわりを大切にすること」です。皆さんは、今日の入学までに、ご家族や地域の皆様の深い愛情やふるさとの豊かな自然に囲まれて、多くの方々に支えられてきました。今日から始まる中学校生活では、そのことに常に感謝の気持ちを持ち、「自分らしさ」と「仲間や地域とのつながり」を大切にしながら、これからも人とのかかわりをとおして、たくさん学ぶとともに、人の気持ちを受け入れられる人に成長してください。そして、丹後の良さをいっぱい学んでください。

二つ目は、「挑戦すること」です。「勝ち負けなんか ちっぽけなこと。大事なのは本気だったかどうかだ!」元テニスプレーヤーの松岡修造さんの言われた言葉です。

目標を高くもち、実現するために必要なこと・すべきことを見極め、やりきるねばり強さ・習慣を身につけ、挑戦してください。

皆さんには無限の可能性があります。しかし、何もしなければその可能性を引き出すことはできません。いろいろなことに本気で挑戦してください。その心の強さは自信となり、皆さんが大人になる未来を生き抜く力になるはずです。人それぞれに違う本物を手に入れるために、全校生徒の丹後中学校での活躍を期待します。

全校生徒、先生たちと一緒に、丹後中学校、校歌の歌詞のとおり「信頼の笑顔あふれ、鍛えあう声の飛び交う、高みを目指し」すばらしい学校にしていきましょう。

私たち教職員一同、保護者の皆様・地域の皆様のご期待にこたえ、未来を担う輝かしい生徒を育成するための努力をする決意を固めております。どうか、本校の教育方針・教育活動に格別のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

京丹後市立丹後中学校 校長 藤原 英一

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