
「心をつなぎ、自ら挑み、夢への一歩を」
本校は昭和38年の開校以来、工業教育の先駆として京都府の教育をリードしてまいりました。昭和52年に普通科を併置して以降は、全国でも類を見ない普通科・工業科の併置校として、それぞれの特色を生かしながら、一人ひとりに即したきめ細かな指導を行い、就職や専門分野への進路はもとより、大学進学を含めた多様な進路希望の実現を支えてまいりました。
令和4年度には創立60周年を迎え、校舎の一部リニューアルや工業に関する施設設備の更新を行うなど、教育環境の充実を図り、新たな歩みを進めております。
さらに本校では、ものづくりの力に加え、発想力や創造力を育てる新しい工業教育を推進し、これからの社会を切り拓く人材の育成を目指すため、令和9年度より学科改編を行います。新たに「デザイン科」を設置するとともに、既存の工業三学科においてもコース選択制を導入し、生徒一人ひとりの興味・関心や進路に応じて専門性を高めた学びを選択できる教育課程へと発展させてまいります。普通科と工業科を併せ持つ本校の特色を生かし、専門的な技術の習得と幅広い学びを両立させながら、大学進学を含めた多様な進路に対応してまいります。
また、令和9年度京都府公立高校入試では制度の見直しが行われます。本校におきましても、その新しい制度のもと、生徒一人ひとりの意欲や可能性を大切にしながら、主体的に学び、個性や能力を生かして挑戦する生徒を受け入れてまいります。
こうした教育のもと、本校のスクール・ミッションである「未来を切り拓くことができる人材育成」の実現に向け、愛情・信頼・期待を土台とした教育を通して、生徒の自己肯定感を育んでまいります。また、今年度も「思いやりの心を育み、自ら考え行動し、未来に向かって挑戦する生徒の育成」を基本方針として教育活動を進めてまいります。
先行き不透明な時代の中にあっても、広い視野を持ち、主体的に考え、挑戦し続ける力が求められています。普通科と工業科の学びを併せ持つ本校ならではの教育を通して、これからの社会を担う人材の育成に、教職員一同全力で取り組んでまいります。
今後とも本校の教育活動に対し、御理解と御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年4月1日
京都府立田辺高等学校
校 長 西 田 和 史