2021年11月アーカイブ
11月30日(火)3時限目に2年3組と3年3組の生徒を対象に、福知山公立大学地域経営学部の渋谷節子教授をお招きして「異文化理解と多文化共生」についての講演をしていただきました。先生のご専門は主にベトナムの農村をフィールドとした文化人類学ですが、大学では国際センター長も兼任されており、異文化を理解することや多文化との共生についての研究にも従事されています。今回の講演では、食文化・言語・宗教・仕事と言った観点から、異文化に接したときの「驚き」と「戸惑い」を踏まえたうえで、「共通のルールづくり」の必要性を説かれました。2年生の生徒達には進路選択に際しての、3年生の生徒達にとっては高校卒業後の勉強を深化させるに際しての、問題提起や指針となる有意義な講演会でした。生徒達はメモをとりながら集中して聴き入っていました。
10月27日~28日 兵庫県で「第72回 日本学校農業クラブ全国大会 令和3年度 兵庫大会」が開催されました。 これは農業高校生にとっての「甲子園」と呼ばれる大会で、日頃の学習・研究成果を発表する場です。
本校からの参加者は以下の通りです。意見発表会、近畿ブロック代表3-1福阪さん。農業鑑定競技会、本校代表2-1關さん、山本さん。 クラブ員代表者会議、近畿ブロックを代表して3-1南條くん、和久田さん、2-1山中さん。以上6名が参加しました。
意見発表会では、見事「優秀賞」を受賞することができました。 意見発表会への全国大会出場と入賞は、食品科学科では初の快挙となります。 福阪さん本当におめでとうございます。
11月1日(月)午後に開校記念日講演会を実施しました。今年度は須知高校OBで龍谷大学農学部教授の樋口博也氏をお招きして、「昆虫と過ごした研究生活を振り返って」と題して講演をお願いしました。樋口教授は昭和49年3月に須知高校を卒業され三重大学に進学された後、日本各地の国立農業試験場に勤務され農学博士号を取得されました。平成27年、龍谷大学に農学部が設置されると資源生物科学科に教授として招聘され研究活動に加えて農学を志す後進への教育にも従事されるようになりました。講演では、高校時代の想い出や生物学に興味関心を抱き、最終的に昆虫の研究に進まれた経緯や農学のスケールの大きさや人間社会に及ぼす影響、そしていかに学ぶかということを、後輩である生徒達にわかりやすく話していただきました。研究の最前線での経験に基づいた講演に生徒達は熱心に聴き入っていました。