令和6年11月12日(火)に長岡京市中央生涯学習センターで「令和6年度京都府視覚障害者社会教育指導者研修会(乙訓会場)」を開催し、管内2市1町から47名の参加がありました。この研修会は、障害のある人が心豊かに生活できるよう、社会参加への促進を図るとともに、指導者の資質向上を目指して開催しているものです。
研修会の講演・体験研修では、「”手で見る旅”を知っていますか?~視覚障害者の旅を豊かにするために~」と題し、元滋賀県立盲学校教諭・元宮城教育大学教授の長尾 博様から視覚障害者と晴眼者がともに旅を楽しむ方法について教えていただきました。体験研修では、2人1組になって点図を使って国旗の絵柄を説明したり、建造物や仏像等の特徴を捉えて紙粘土で作って様子を伝えたり、点図の地図で長岡京駅から光明寺までの道を辿ったりする体験を行いました。
参加者からは、「視覚障害者が主体的に情報を得て、旅を楽しむための具体的な方法について学ぶことができました。」「言葉以外の方法でも、伝える手段があるということが分かりました。」等の感想が寄せられました。
今後も乙訓教育局として様々な研修会等を通して、人権に関する教育活動を支援してまいります。


