令和6年度修了式 式辞

第78期の卒業生がこの大宮中学校を巣立って10日が経ちます。
卒業生たちは、卒業式当日はもとより、予行練習後に皆さんが企画してくれたセレモニーなどで、皆さんの「やさしさ」、「たのもしさ」、そして、そんな皆さんと同じ空間にいることの「心地よさ」を全身で感じ、中学校生活最後の1週間もまた、1・2年生との「つながり」を深めることができたと、とても喜んでいました。
また、卒業式の答辞では、「1・2年生の皆さんが、僕たちと一緒に歩みを進めてくれたこと、そして支えてくれたこと」に感謝を述べ、「仲間がいることを忘れないこと、仲間とともに成長していってほしいこと」も伝えてくれました。
新生徒会長の送辞のように、先輩のあたたかさや偉大さを素直に感じることのできる君たち1・2年生、そして、その1・2年生に支えられて卒業ができると感謝していた卒業生、私は、そんな皆さんたちを見て、人は、「人」を通じてつながり、このつながりによって人は成長していくんだと強く感じました。
それぞれの年月の中で、君たちが見事につくり上げたこの「つながり」は、きっと、人々をあたたかく包み込むと同時に困難を乗り越え、「新時代」という未来へ進むための大切な「道しるべ」として、皆さんの心の中にずっとつながっていくのではないかと思っています。
これからも、皆さんがこの大宮中学校で、自分と、そして自分と違う他者との間に、「あいさつ」や「ありがとう」など「言葉」や「行動」を通して築き上げてきた「つながり」を一層大切にして、さらに大きく成長してくれることを願っています。
結びに、この1年間、卒業生を含む240名の生徒の皆さん、そして、教職員50名の皆さんが、「命」を大切にされ、誰一人欠けることなく今日の日を迎えられましたことに感謝とお礼を申し上げ、令和6年度修了式の式辞といたします。

令和7年3月24日 京丹後市立大宮中学校長

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