春爛漫のこの佳き日、京丹後市教育委員会教育委員 野木様、本校PTA会長 中村様をはじめ、多くのご来賓の皆様、保護者の皆様の御臨席を賜り、令和6年度第78回京丹後市立大宮中学校入学式をかくも盛大に挙行できますことは、大きな喜びであり、高段からではございますが、心より感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、ただ今、大宮中学校の入学生として入学を認定しました72名の皆さん、入学おめでとうございます。君たちは、それぞれの小学校での学びを終えて、今日この大宮中学校に入学をしました。
一昨日の令和6年度の始業式で、私は「大宮中学校の『つながり』」について話をしました。中学校の学校生活の中では、同じ学級や同じ学年の仲間と共に取組を進めたり、部活動や体育祭など異年齢で活動したりする機会が数多くあります。そういったさまざまな活動を行なうそれぞれの集団の仲間との「つながり」を、常に心にとめて、大切にしてほしいと伝え、2・3年生の先輩たちはしっかりと聞いてくれました。
この「つながり」や仲間と「つながること」は、そんなに簡単にできることではないかもしれません。また、じっくり考えれば考えるほど難しいことかもしれません。しかし、この「つながり」を大切にした仲間との人間関係を結ぶことができたのなら、きっと、新入生の皆さん一人一人はもちろんのこと、大宮中学校としての大きな「つながり」が生まれ、今よりもさらに輝く「大宮中学校の大きな花」が咲くのではないかと思っています。
この「つながり」を作っていく第一歩は「あいさつ」をかわすことと、「ありがとう!」を伝えることだと私は思っています。毎日の登校時や下校時をはじめ、授業中や部活動など学校生活すべての時間、すべての場所において、同級生だけではなく全校の仲間に、「あいさつ」と「ありがとう」を言葉や行動として伝えていく。このことから「つながり」は始まるのではないかと思っています。
あわせて、この「つながり」を持つことは、自分のことだけではなく相手のことを思いやり、相手の立場に立ったものの考え方や行動にもつながっていくもので、まさに、皆さんをはじめとする大宮学園が大切にしている「人権尊重」にもつながっていくものだと思います。
いつでも、どこでも、誰とでも、この「つながり」を大切にして、今日からの新たな生活を充実させていってほしいと思います。
皆さんの入学を心待ちにしていた2年生、3年生の先輩たちも、皆さんとのつながりを深めていくことを楽しみにしてくれています。先生たちも皆さんが「つながり」を深めていけるように日々の授業や部活動、合唱祭や体育祭などの行事において、しっかりとサポートしていくことを確認していますので安心して下さい。何かあれば相談して下さい。また、心配事があるような皆さんの顔を見かけたら、先輩や先生たちが声をかけますね。
これからのさまざまな「つながり」の中で、「一人一人の個性を大切にできる」、「新しい時代の担い手」に、ぜひなっていってほしいと思います。
後になりましたが、保護者の皆様に一言お祝い申し上げます。本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より3年間、お子様を本校でお預かりいたします。教職員一同、「チーム大宮中」としてそれぞれの持ち場で教育にあたる所存でおりますので、保護者の皆様方にもお子様の成長のためにお力をお貸しいただければ非常にありがたく思います。学校と家庭で力を合わせ、地域の方々にもお世話になる中で、お子様の3年間の中学校生活を充実したものにしていきたいと思っております。どうかご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
結びに、本日ご臨席賜りましたご来賓の皆様、保護者の皆様に入学生への温かい激励やご指導を重ねてお願い申し上げまして式辞といたします。