令和5年度3学期始業式 式辞

新しい年の幕開け、まとめの3学期が、LDE工事により明るくなったこの体育館でスタートしました。それぞれ決意を新たにしていると思います。皆さんは、どこで、どのように新たな年を迎えたでしょうか。そんな新しい年を迎えた元日の午後、石川県能登地方を震源とする大規模な地震が発生しました。犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地では、相次ぐ余震と寒さの中、不安が募る状況が続くことに胸を締め付けられる思いですが、一日も早い復興を祈念しています。

さて、早いもので今年度も約4分の3が過ぎました。授業日数が1・2年生は51日間、3年生は47日間と少ない3学期ですが、3か月後に迫る新たなチャレンジに備える学期にしてほしいです。

多くの卒業生は中学校3年間を「あっという間だった」と振り返ります。3年生も実感しているのではないでしょうか。さらに中学校卒業後は、直後か何年か後かという時期は別にして、大宮の地を一旦離れることが多いというのが現状なのかもしれません。だからこそ、どんな環境に飛び込んでも「自分には良いところがある」と実感した経験、「仲間を大切に受け入れたり、受け入れられたりする」「相手の側に立って物事をとらえたり、多様な価値観や違いを尊重したりする」こと、そして「自ら意欲的に学ぶ」ことが皆さんの将来を支えると考えています。あっという間の3年間かもしれませんが、中学校でしっかりと力をつけ無限の可能性を引き出すとともに、ふるさとを支えるよう活躍してほしいです。

そんな思いを込め、3学期も大宮中学校では「自分のこと」「自分以外の周りのこと」「自ら意欲的に学ぶこと」を大切に、生徒会スローガン「限界突覇 ~目指す場所へ~ 」のもと、全校生徒257名がさらに輝くよう努力します。

それぞれが感じている令和5年度の手ごたえを確かな自信にし、令和6年度の飛躍に備える学期になることを期待し式辞とします。

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