令和4年度3学期始業式 式辞

新しい年の幕開け、そして今年度のまとめとなる3学期がスタートしました。それぞれが夢や目標を掲げ決意したことと思います。

振り返ると早いもので、今年度も約4分の3が過ぎました。誰にとっても新たな環境となり、いい意味での緊張感の中でスタートした4月当初が随分前のように感じられます。環境の変化が皆さんを大きく成長させ、本当にたくましくなったと実感しています。

中学校生活3年間は本当に短く感じられ、多くの卒業生は「あっという間だった」と振り返ります。今、3年生は実感しているかもしれません。さらに中学校卒業後は、その直後か何年か後かという時期は別にして、生まれ育った大宮の地を一旦離れる人が多いのが現状かもしれません。ICT活用が進んだり、グローバル化の時代になったり、人生100年時代など、我々大人が想像もしなかった社会を担う皆さんは、京丹後や京都・関西地域はもちろん、日本全国や世界中の人たちに囲まれ、つながりながら生活するといっても過言ではありません。だからこそ、どんな環境に飛び込んでも「自分には良いところがある」と実感した経験をもとに「仲間のことを大切にする」「多様な価値観や違いを尊重する」「相手の側に立って物事をとらえる」こと、そして「自ら意欲的に学ぶ」ことを大切に無限の可能性を引き出してほしいです。あっという間に過ぎる3年間かもしれませんが、将来を見据え、中学校生活において強い土台を築くようしっかりと力をつけ、またふるさとを支えるよう活躍してほしいと願っています。

そのような思いのもと、引き続き大宮中学校では「自分のこと」「周りのこと」「自ら意欲的に学ぶこと」の3つを大切にします。先生たちも生徒の皆さんの「がんばろう」という気持ちを引き出し高める指導を目指し、261名が「つながり」誰にとっても居場所となるような居心地のよい学校に近づくよう努力します。

授業日数が1・2年生は52日間、3年生は45日間と少ない3学期ですが、新たな環境での次なるチャレンジが目前に迫る今、しっかりとまとめを行い、この間の頑張りや手ごたえを確かな自信につなげ、令和5年度の飛躍に備える学期になることを期待して、始業式の式辞とします。

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