特色

 京都府盲学校・聾学校舞鶴分校は、主に、京都府北部の視覚や聴覚に障害のある子どもが学ぶ学校で、幼稚部と小学部が設置されています。
 本校は、京都市にあります。
(※平成23年度より京都府立盲学校舞鶴分校は休校となっています。)

<視覚障害者と聴覚障害者が隣り合った教室で学習>
 一つ屋根の下で障害種別の異なる2つの学校がいろいろな工夫をして教育活動を進めていますが、子どもたちの在籍も教育課程も別々です。教職員も一部兼務の者はいますが、学校としては別の組織です。
 全国的にはこのような例はなく、昭和27年の開校以来、種々の困難を乗り越えつつ、現在に至っています。
 視覚障害児と聴覚障害児が、教科書こそ別々ですが、ランチルームでの給食や児童会活動、いろいろな学校行事などを協力しながら取り組み、お互いの障害を思いやりながら活動しています。


<個に応じた指導といろいろなグループによる学習>
 少人数であることを生かしてひとりひとりの実態を十分に把握しながら、個性や能力の伸長に努め、心豊かにたくましく生きる力を養う教育を進めています。
 また、個に応じた指導を大切にしつつ、それぞれの学習活動のねらいによって、全校集団(盲のみ、聾のみ、盲聾合わせて)、重複障害児集団、複数学年合同集団などさまざまな集団を準備して、指導を進めています。


<早期教育相談の推進>
 障害のある乳幼児やその保護者に対して、子どもの発達段階や障害に配慮した養育の在り方、遊びの工夫などについて指導・支援する教育相談を進めています。
 幼稚部に入学以前の年齢の乳幼児が対象で、週に1~2回、子どもの実態に合わせて実施しています。


<交流及び共同学習の充実>
 子どもの経験を広めて積極的な態度を養い、社会性をはぐくむために幼稚(保育)園・小学校や他の特別支援学校、地域の人々との交流を行っています。
 舞鶴市立高野小学校とは45年間、交流を積み重ね、ともに学び合ってきました。
 最近は、居住地校交流にも力を入れて取り組んでいます。

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京都府立聾学校舞鶴分校
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