丹後地方では、丹後海陸交通株式会社が路線バスなどを運行されています。「丹鉄(京都丹後鉄道)」などとともに、地域に欠かせない交通機関として「丹海バス」と呼ばれ親しまれています。
峰山小学校の前の道路も「丹海バス」が行き交っています。子どもたちにとってはなじみ深いバスですが、自家用車が普及していることもあって、普段の生活の中では利用する機会が少ない乗り物でもあります。
1年生・2年生では、生活科の学習として丹後海陸交通様にお世話になり、「丹海バスに乗ってみよう」という体験学習をさせていただきました。<10月29日(金)>
「子どもたちが地域の公共交通に関心を持ち、地元のバスに親しんでほしい。そして丹後地域を活性化していきたい」という京丹後市政策企画課の取組として実施していただきました。
爽やかな秋晴れの空のもと、「丹海バス」が峰山小にやってきました。
丹後海陸交通と京丹後市から、たくさんの皆様に来ていただきました。
さっそく、教室で丹後海陸交通のこと、地域の路線バスのこと、今日の体験学習のことなどについてお話を伺います。
グラウンドに出て、バスを前にして教えていただきました。
乗車・降車の仕方や乗車中のマナー、バスのいろいろな仕組みや安全対策など、とても分かりやすくお話をしていただきました。
また、高齢の方や体の不自由な方が利用しやすい工夫をたくさんしておられることも知りました。
誰もが安全・安心に、そして便利に利用できるバスの仕組みや運転手の方の努力に、子どもたちは驚き、感心していました。
実際にバスに乗せていただき、グラウンドを走行していただく貴重な体験もさせていただきました。
子どもたちが普段は乗ることが少ない路線バス、素敵な体験に大喜びでした。
子どもたちの質問にも丁寧に分かりやすく答えていただきました。
あっという間の1時間、「楽しかった!」「バスってすごい!」という声がどの子からも口々に聞かれました。「もっと乗りたい」「お家の人と乗ってみたい」、そんな子どもたちもたくさんいました。
今回の学習を機会に、子どもたちは地域を支える公共交通機関に関心を持ち、地域の一員として地域を支えていく人に育っていくことと思います。
貴重な体験をつくっていただいた丹後海陸交通・京丹後市役所の皆様、本当にありがとうございました。
1年生の子どもたちの感想です。
「はじめてのってみたから、たのしくて、あしたもあさってものりたかったです」
「たんかいバスのひみつをしれて、うれしかった」
「うんてんしゅさんといっしょにべんきょうができて、うれしかった」