グラウンドの桜が見事な花をつけ、温かな風が心地よく吹き抜ける季節となりました。別れと出会いが交差する春。今年は4月7日に令和7年度始業式、8日には新入生65名を新たに迎える入学式を行い、全校生徒191名で令和7年度の教育活動のスタートを切りました。少し大きい制服に身を包み、緊張した面持ちで式場に入ってくる新入生と、温かく迎え拍手を送る在校生の姿に、これからの学校生活への思いが感じられました。
さて、本校では「主体的に考え、行動し、創造性豊かで、心身ともに健康な生徒の育成」を学校教育目標として掲げています。先行き不透明な時代の到来が語られ、今の中学生は将来、様々な仕事がなくなったり新しく生まれたりするような未知の時代を生きなければならないといわれています。自分から何かに取り組んだり、自分の考えを持ち相手に伝えたり、工夫して解決の糸口を見つけたりできるような力が一層、求められます。とはいえ、どんな時代でも必要とされる力もあり、江陽中学校では「身に付けさせたい7つの力」として生徒に伝えています。
「挨拶ができる」 「時間を守ることができる」 「掃除ができる」「話を静かに聞くことができる」
「正しい言葉遣いができる」「指示を受け止め行動することができる」「自分のことは自分でできる」
社会に出たときに、人として他者と関わり生きていくうえで必要とされる大切な力であると考えます。折に触れて話をしながら身に付けられるよう教職員で一致団結し取組を進めて参る所存です。
最後になりましたが、日頃より本校教育活動にご理解ご協力いただいております保護者の皆様、地域の皆様に改めてお礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
令和7年 4月8日
与謝野町立江陽中学校 校長 白数 孝道