京都フロンティア校の取組の一環として、7月28日(火)に地域創生プロジェクトを行いました。午前中は丹後織物工業組合中央加工場を訪問しました。担当者から丹後ちりめんの歴史と現状について説明を受け、その後、加工場を見学しました。ちりめんを精錬する過程などを学びました。
午後からは、丹後王国「食のみやこ」を訪問し、丹後の食について、調理・加工・販売を学びました。また、観光の拠点としての人材育成についても学びました。生徒たちは学校に帰ってから、グループディスカッションを行い、「丹後ちりめん」や「丹後の食」を地域創生に活かすにはどうすればよいか意見を出し合いました。
丹後地域は白生地の生産で全国でトップであり約70%を生産しています。生活様式の変化などから生産高はピーク時4.4%、出荷額もピーク時の3.9%に減少しています。現在は、ファッション小物など新たな分野を開拓し、繊維加工・化粧品・食品などへ応用も期待されています。
丹後あじわいの里からこの4月に「食のみやこ」としてリニューアルオープン。株式会社丹後王国として地元の企業や府内の企業と共同経営を行い、6次産業+4次産業(人材育成)=10次産業の拠点として事業を展開しています。
京都府教育委員会から本校は京都フロンティア校に指定され、地域へ<活力・創生・貢献>1000人プロジェクトに取り組みます。与謝野町に立地する唯一の高校として、少子高齢化が進む地域社会に高校生の活力を発信し、地域の未来を新たに創生し、地域を支える高校として、延べ1000人の生徒が地域と協働していきます。