くみこう図書館では、毎年7月に七夕飾りを兼ねて学校図書館への購入希望図書の調査を行っています。今年もたくさんの短冊が吊されました。
私は最近読んでいた本がとても面白かったので、みんなも読んでくれたらいいな!と思って書いてみましたが、みなさんはどうでしょう?願い事は叶いそうですか? お星様が叶えてくれる☆と思うと夢がありますね!


そんなメルヘンなこと信じる年齢じゃないよ・・・という高校生には、こんな分析を紹介しましょう。文字にすると、自分のなかでそれに向けての意識が高まるので、その意識が実現への行動につながり、結果として夢が実現しやすくなるそうです。ほら、なんだか叶いそうな気がしてきませんか?
七夕(たなばた)は、アジア地域の星の運行にまつわる伝承に由来し、織姫(琴座のベガ)と彦星(鷲座のアルタイル)が年に1度だけ出会うことができることを祝うものとされています。伝承によれば織姫と彦星は恋人同士ですが、ふだんは天の川によって引き離されており、太陰太陽暦の7太陰月の7日だけ会うことが許されているのだとか。これは旧暦7月7日にあたり、日本の現在の暦では8月中旬のお盆と関わる年中行事なのですが、やはり7月の行事というイメージが強いです。しかし、地域によっては8月上旬に七夕祭りを行っている地域もあるので、夏休みにどこかで七夕飾りを見かけたら、もう一度、願掛けをしてみてくださいね!


「直観読み」は、本と人との新しい出逢い方として近年考案された読書の楽しみ方のひとつです。
まず、好きな本を1冊選びます。次に、「問い」を考えます。「これからの高校生活はどんなかんじかな?」「部活で活躍できるかな?」など、自分のいま一番気になることを、本に問いかけます。目を閉じて、答えを教えてくださいと真剣に祈りながら適当にページをひらき、適当に指で指したところに、あなたの答えを暗示する一文が示されている!!!......という、占いのような読書術ですが、その結果について友達と語り合うと、たいへん面白く会話がはずみます。ぜひやってみてください。
気に入った一文は、栞(ブックマーカー)にして持ち帰ることも可能です。

学校図書館では、指の代わりに、リーディング・トラッカーを使ってみることもオススメしています。
リーディング・トラッカーは、視覚障害(視野狭窄や黄斑変性など)の読書をサポートするツールですが、ちょっと疲れてきた時や集中して文章を読みたい時などに、両隣の行の文字を隠すことで楽に読み進めることができる読書補助具でもあり、テスト勉強に活用する生徒もいます。
学校図書館では、毎年4月に全校一斉調査を行い、希望する生徒に対してリーディング・トラッカーの購入斡旋をしています。文字の見え方には個人差があるので、リーディングトラッカーには8種類の背景色があります。
購入する前に図書館に来て、自分に一番合ったリーディング・トラッカーを選びましょう。
