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 身近な風景のなかに潜む「あれ、なんだろう?」にみんなで答えを出しあう掲示コーナー「君の名前は?」久美浜バージョン、新年度最初の1葉は、学校周辺の写真でした。

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 多くの生徒のみなさんが毎日通る通学路から見える景色も、よく注目してみるとたくさんの物がありましたね。ひとつひとつの名前や役割や歴史など、いざ言葉で説明しようと思うと、意外と知らないことがたくさんあることに気がつくでしょう。「あれ?」と思ったら、調べてみましょう。

 学校図書館では、校内で4紙購入している新聞記事から丹後地域に関するニュースを集めて、分野ごとにスクラップブックにまとめ、探究学習などに役立ててもらえる資料として保管できるようにする作業を行っています。作業、と言うと暗いイメージがするので、図書館では毎日のこの作業を「放課後スクラップブック倶楽部」と呼んでいます。
 毎日の放課後、学校図書館で様々な新聞の記事を読み比べながら、記事を切り抜き、分類し、専用のスクラップブック帳に糊で貼る。一見地味なこの取組、やってみると意外と楽しく、ハマる人もいるくらい。しかも、作業しながら様々な地域情報にふれることができるので、おのずと丹後の雑学ネタに明るくなり、いざ授業で図書館を活用するときには、その知識が大いにあなたの役に立つことでしょう!
 多くの生徒のみなさんに、ぜひ一度、体験してみてほしいと思います。
 放課後の学校図書館で、新聞を広げて楽しそうな人達がいたら、「放課後スクラップブック倶楽部」会員ですので、気軽に「やってみたい!」と声をかけてくださいね。



(注:「放課後スクラップブック倶楽部」は自由参加型の学校図書館の読書推進活動の一環です。入部や退部の手続きが必要な一般の部活動とは異なります。)

 一箱Libraryは、箱1つを図書館と見立てて、学校図書館の蔵書のなかから自分の好きな本をそこに集める、利用者参加型の企画です。ただ好きな本を集めるだけでもよいですが、なにかテーマを決め、箱をマスキングテープや折り紙でデコレーションしたり、本の内容を紹介するPOPなどを付けたりすると、見た目にも素敵な図書館ができあがります。
 このコーナーは、学校図書館内、大型本書架の上部にあります。空いている箱は、だれかの図書館になるのを待っている箱。ぜひ、あなたがその主になって、あなたのセンスで「図書館」を構成してみましょう。
 あなたの一押しを集めて他の人に読んでもらいやすいようにアピールするもよし、読みかけの本やお気に入りをストックしておくマイ本箱にするもよし(ただし、途中で他の利用者に借りていかれても怒らないように! )。あなたの感性を、一箱にぎゅっと詰め込んでみましょう。たくさんのエントリーを、お待ちしています!

 身近な風景のなかに潜む「あれ、なんだろう?」にみんなで答えを出しあう掲示コーナー「君の名前は?」久美浜バージョン、第3回目の1葉は、久美浜 in 久美浜。久美浜町一区のメインストリートを写した写真でした。
 今回から、生徒のみなさんが書き入れたモノのいくつかに解説を追記するようにしました。ほんのちょっと詳しく知ることで、もっと知ってみたくなる・・・・・・そんな好奇心の窓が開いたら、ぜひ図書館やインターネットでさらに調べてみてください。

 身近な風景のなかに潜む「あれ、なんだろう?」にみんなで答えを出しあう掲示コーナー「君の名前は?」久美浜バージョン、第2回目の1葉は、田植え後の今年の5月、久美浜町佐野から峰山町に向かう国道沿いの田んぼに降り立ったコウノトリを写した写真でした。通学でみなさんが乗っているバスの道とは違う道でもあり、ちょっとわかりにくかったですね。



 おとなりの町、兵庫県豊岡市で保護活動が続けられてきたコウノトリが数を増やし、2005年に自然復帰を目指す放鳥が開始され15年。久美浜学舎のある久美浜町橋爪地区のすぐ隣の永留地区では、比較的早い段階でコウノトリが飛来したこともあり、コウノトリの餌を増やすような農作業の工夫や、人口巣塔の建設など、コウノトリが過ごしやすい環境を整えてこられました。その甲斐あって、久美浜高校の周辺の田んぼでも、コウノトリを見かけることは年々多くなってきましたが、まだまだ珍しい光景です。



 久美浜学舎の図書館では、コウノトリ放鳥以来、時折新聞で報道されるコウノトリ関連記事をスクラップブックに保管しています。久美浜町で見つかったコウノトリの名前や親子関係も紹介されていたりして、時系列で読んでいくと久美浜町のコウノトリのストーリーがみえ、親近感が増すことまちがいなし。
 登下校の合間に、コウノトリを見かけたら、雄かな?雌かな?何歳かな?名前はなんていうのかな?、とか、いろいろ想像しながら、ぜひ調べてみてください。

 ふだん何気なく見聞きし、何気なく素通りしているものごとに、ちょっと注目してみましょう! 身近なところにある探究の種や地域の魅力をみんなとシェアする「くみはま探検」、久美浜学舎の校舎内では身近な1葉の写真を廊下に貼りだし、生徒や教職員が気づいたことや調べてわかったことを自由に書き込む「知の環」のコーナーがあります。

 三人寄れば文殊の知恵。今回はどんな知恵が集結したでしょうか。

 5月下旬の休業明けから6月にかけての1葉は、久美浜学舎の3階にある学校図書館から見える風景でした。「空」「真砂土」「電柱」などの一般的なものから、「トレーニングルーム」「私の家」「アグリサイエンス科の実習室」などの事情通な書き込み、「この川にはタニシがいる」「セグロセキレイが巣を作っている」などの、久美高生でもほとんど知らないような情報も寄せられました。




 久美浜学舎には毎年多くのツバメが子育てに還ってきますが、他にもいろいろな生き物と共生していたのですね。かわいいヒナ鳥が気になりますが、子育ての邪魔をしないように、遠くから見守りましょう。