3学期始業式式辞
先ほど、全校で黙とうをさせていただきましたが、新年明けた元旦の夕刻に発生した能登半島地震は、大きな被害をもたらせているとともに、現在もなお捜索活動が続いております。この京丹後でも津波注意報が発令され、本校のグランドにも自主避難してこられた方がおられました。改めて、皆さんとともに犠牲となられた多くの方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧、復興を願いたいと思います。
さて、それぞれの冬休みを終え、本日3学期をスタートさせることとなりました。今年の干支は、たつ年ではありますが、「たつ」は「たつ」でも、正式には「甲辰(きのえたつ)」となるそうです。どんな漢字で表すかというと、甲乙の「甲」、亀の甲羅の「甲」と「辰(たつ)」で表します。『甲』と『辰』が合わさる2024年は、「これまでの努力が実って叶いやすい年」と言い換えられるようです。強い思いで努力してきたことを実らせる、新たに努力していきたいことを掲げ、挑戦する。ぜひ、生徒皆さんには、たつ年の1年、「努力してきたことを実らせ、新たに挑戦する」、そんな年にしていってほしいと思います。
1年のスタートではありますが、今年度はこの3学期を残すのみとなります。わずか3か月間ではありますが、それぞれに大きな意味を持つ、大切な3か月間となります。
1年生の皆さんは、今のクラスで一緒に過ごすのが、この3か月だけとなります。今のクラスの友達と一緒にクラスをまとめ上げ、入学してくる後輩から手本にされる先輩となるために、学習でも部活動でも力をつける学期にしてほしいと思います。
2年生は、最高学年になるための気持ちと行動力をつける学期となります。3年生が卒業するとこの学校の中で最高学年となります。それだけにリーダー学年としての責任と行動力が求められます。3学期は生徒会の取組、修学旅行の取組等、そして立志式と、とても忙しい学期となりますが、2年生のまとまりで最高学年となるための力をつける学期にしてほしいと思います。
3年生は、いよいよ進路を実現させる学期となります。もう、すでに、受験に挑戦してきた人もいて、本格的に進路日程が進んでいきます。「目標を手にするには、待つのではなく、果敢に挑むこと」、この言葉は、今年箱根駅伝を制した青山学院の原監督のお言葉です。どんなことにも当てはまると思います。「待つだけでは、何も変わらない。自ら動かないと! 挑まないと目標は手に入らない!」 希望進路の実現に向け動いてください。そして、3月15日には全員が胸を張ってこの網野中学校を卒業していけるよう、最後まで3年全員で励ましながら頑張ってほしいと思います。
3学期は、あっという間です。それだけに貴重な一日一日にして、皆さん一人ひとりが具体的な目標持ち、はっきりとした3学期のゴールをイメージし、この学期に取り組むことを期待して、始業式の式辞とします。