学校生活

 

 夏休みに入っていますが、学校林に仕掛けられたセンサーカメラは常に稼働中です。電池は1ヶ月くらい持ちますので、長期休暇の間も休まず動物を見張ることができるんです。

 今回は少し面白いものが写っていました。1枚目の写真で、イタチの親子です。

 京都にはニホンイタチとチョウセンイタチ、2種類のイタチが分布しているのですが、センサーカメラの写真では判別が難しいので、科学部ではイタチ類として記録しています。そんなイタチですが、5~6月頃に仔を産み、その後しばらくは雌が一緒に行動して仔を育てます。一緒に撮影できた動画では、親が仔をくわえて走っていく姿も撮影されていました。

 学校林では、テンやアナグマといったイタチのなかま(イタチ科)はよく撮影されるのですが、イタチ自体はあまり撮影されません。しかし、今年は例年に比べてイタチの撮影が多いように思います。こうやって、年ごとの変化を見ていくのが、この調査の面白いところの一つです。