学校生活

 

 昨年から学校林に設置しているセンサーカメラの数が増えたのですが、その影響もあって現在、撮影データの記録が全然追いついていません。今はまだ昨年冬頃の写真を見ていたりします。

 よって、昨年のことになるのですが、この調査で初確認の動物が撮影されていました。


 ネズミ目リス科のムササビ(学名:Petaurista leucogenys)です。そう、「空飛ぶ座布団」とも呼ばれる、あの有名な哺乳類ですね。京都のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。


 ムササビは大きな樹木があるような、例えば神社仏閣の裏山などでよく見られる動物です。里山に普通に生息していますが、どこにでもいるというわけではないようで、京都では個体数も多くはないみたいですね。そもそも樹上で生活する動物なので、地上に仕掛けているカメラで撮影されること自体が少ないと思います。

 莵道高校の学校林は、大文字山の方から繋がっている山林の一部なので、この範囲内にムササビがいることはおかしくないと思います。しかし、それがこんな山の端っこで、しかも地上で、カメラの前に現れるのは非常に貴重なことではないかと思います。