学校生活

 

 科学部がセンサーカメラによる学校林の調査を始めて、すでに4年以上が経過しています。今年度の京都総合文化祭では、その内3年間の撮影データを集計、解析、考察して研究発表を行います。発表テーマは2つで、1つ目は「3年間のデータから見る学校林と動物の関係」、2つ目は「ニホンジカと学校の関係」についてです。どちらもなかなか面白い内容になりそうですので、10月末の発表に向けて準備を頑張っていきます。

 そんな研究発表のデータ集計をしていて分かったのですが、学校林にやってくる動物の種類が減少傾向にあるのです。具体的には、タヌキ、イノシシがほとんど撮影されなくなり、アナグマも減ってきています。ただし、あくまでも減っているのは種数だけで、動物の撮影数自体は変わっていません。つまり、代わりに増加している動物がいるわけです。それがニホンジカやハクビシンですね。テンやニホンリスも最近増えています。

 こうやって長期間の撮影データを見ていると、学校林にやってくる動物の種類は変動していることが分かります。だからこそ、今回のように色々な動物が撮影されると嬉しくなってきます。