学校生活

 

 9月5日(日)に令和3年度秋季京都府高等学校野球大会2回戦の府立工業高校戦が行われました。新チームとして初の公式戦。実戦機会から離れている中での試合ということで普段と異なることもたくさんありましたが、選手は精一杯持てる力を発揮してくれました。


【秋季大会2回戦】


府立工 000 010 020 = 3

莵 道 010 110 03x = 6

(府)山本、堂本、東 - 塩見 (莵)渡辺、山田、渡辺、山田 - 菅


 後攻ということで、試合の入りの守備がとても重要だったのですが、先発の渡辺(2年 木津中出身)が打たせて取る見事なピッチングでチームに勢いをつけてくれました!内野ゴロ3つを捌いた内野陣も軽快な足取りでベンチへ戻ってきます。

2回裏の攻撃、2つの四球と安打で満塁のチャンスを作り、敵失にて先制点を取ります。その後は、ロースコアの展開で優位に試合を進めますが、8回表に府立工業打線の連打を浴びて2点を失い、同点とされます。ベンチに帰ってくる選手たちは、焦っているのかと思いきや、「同点で終われた!ナイスピッチ!」とピッチャーを称えて今度は野手陣がピッチャーを助けるぞという雰囲気が出来上がっていました。

 8回裏、四死球と安打で1死満塁のチャンスを作ると須山(1年 城陽中出身)が追い込まれながらもボールに食らいつきライト前へ値千金の勝ち越しタイムリーヒットを打ちました!1年生のヒットに負けてられない2年生がその後、2点を追加して勝利することができました。チームとしては、初の公式戦を終えて一安心したというところでしょうか。興奮冷めやらぬ中でもすぐに次戦がやってきます。まだまだ不十分な部分もたくさんあります。今週の練習で調整を繰り返して次戦の京都先端科学大附属高校戦に備えます。次はベスト16進出をかけた大一番です。


以下に活躍選手の談話を載せておきます。

【決勝打を放った 須山佳聡(1年 城陽中出身)】

Q.8回裏の勝ち越しタイムリーヒット。どんなことを考えて打席に入ったか?

 「前の打席はチャンスで凡退したので、次こそはと強い気持ちを持って打席に入りました。」

Q.打った瞬間の思いは?

 「アウトコースをうまく流すことができて、抜けてくれと思いました。追い込まれてからのヒットだったので、とても嬉しかったです。」

Q.塁上から見たベンチの景色は?

 「とても雰囲気が良くなっていて、流れがつかめたと思いました。」


【全打席出塁し2安打を記録 岡田頼武(2年 北宇治中出身)】

Q.全4打席出塁の活躍。試合を通して心がけていたことは?

 「自分の後ろにいいバッターが続くので、出塁して得点に絡めようと心がけました。」

Q.特に4打席目のタイムリーヒットはどんなことを意識して打席に入ったか?

 「前に1年生が勝ち越しタイムリーを打ってくれたので、自分も次につなごうと思いました。」


【先発したゲームを作った 渡辺大翔(2年 木津中出身)】

Q.先発して試合を作りました。試合を通して意識していたことは?

 「先頭バッターをアウトにすることを意識しました。ピッチャーがほかにもたくさんいるので、1回から全力で投げました。」

Q.今回のピッチングでどんなところがうまくいったか?

 「ストライク先攻ですぐに追い込めました。ピンチになっても野手陣が凌いでくれたので感謝です。」

Q.次戦にむけて

 「強打のチームなので、コントロールに気を付けて打たせてとるピッチングをしていきたいです。」