学校生活

 

 令和3年7月20日 コロナウイルス感染症対策のため、各教室に放送により行われました。
 校長の式辞の後、部活動の表彰等を行いました。特に、放送部とアーチェリー部が全国大会の出場の激励を受けました。


 長かった梅雨も明け、本格的な暑い夏が始まりました。ここ数年、梅雨には異常な豪雨による自然災害が発生しています。先日の熱海の土石流災害においては多くの方々が亡くなられ、今なお行方がわからない方々がおられます。亡くなられた方々へ追悼の意を表するとともに、無事で平常を過ごせることに、ありがたさを感じたいと思います。
 さて、1学期の終業式を迎えることとなりました。今学期を振り返ってみますと、平常通り始まったものの、4月の中頃から時差登校による短縮授業や、各種集会行事の中止や延期など、さまざまなイレギュラーが起こりました。特に部活動においては、3年生にとっては最後の大会となるインターハイ予選前に、練習時間の縮減や練習試合ができないなどの困難な状況になりました。そんな中でも目標を失わず、決められた枠の中で努力し、納得のいく結果を出してくれたこと思います。引退した3年生諸君、本当にお疲れ様でした。部活動の場面だけではなく、学習においても、平素の授業・試験前の友達との居残り勉強・放課後遅くまで自習室で頑張る姿を見させてもらい、本当によく頑張る莵道高校生を感じさせてもらった1学期でした。
 終業式に当たり、今私が思うことを一つお伝えしたいと思います。それは、困難をバネにして何かを頑張るということです。今皆さんは、昨年度から始まったコロナ禍によって起こる「非日常」を経験しているわけですが、こんな状況だからこそいつも以上に頑張ってみることが大事になってきます。一つ例を挙げますと、このマスク生活です。今までは他者を理解しようとするとき、まず顔を覚え、それから内面的なことを知っていくことになったかと思います。ところが今のマスク生活、顔が半分隠れてしまい、目だけではなかなか特徴がつかみにくくなってしまいます。これによって、他者を理解しようとする、例えば友達になろうとする気持ちがなくなってしまっていることはないでしょうか。決してそうはならないでください。こんな状況だからこそいつも以上に他者理解について頑張ってみましょう。2学期は莵道祭・体育祭などの行事もあり、クラスを中心とした人と人との交流の場面も増えてくることでしょう。時には、黙って離れてお互い素顔を見せ合うなどして他者理解に努めましょう。他にもこのように今の状況だからこそより頑張ってみようと言うものを是非見つけて実行してもらいたいと思います。
 さて、明日から長い夏休みが始まります。休みだからこそ生まれてくるちょっとした解放感をプラスにとらえて、学習活動・部活動・受験勉強に精一杯努力しつつ、一息ついてリフレッシュする時間も大切にしながら、充実した夏休みを過ごしてください。それでは、8月30日の2学期始業式には、皆さん全員と元気に顔を合わせることを楽しみにしています。以上で一学期終業式式辞とします。

   京都府立莵道高等学校  校長  篁  嘉朗 


<放送部>
 今回、NHK杯全国放送コンテスト朗読部門に出場が決まりました。御支援・応援してくださった皆様に御礼申し上げます。
 コロナ禍の中、今までと違う形式で行われる大会で、練習の時間や練習環境に制限のある中でしたが、どのように自分の「読み」を作り上げていくかを考える大切な機会になったと思います。そして、それに向けて進むことができたのは周囲の方々の支えがあったからこそだと思います。この大会で、皆様の支援を意識しつつ、挑みたいと思っています。どうぞ、応援よろしくお願いします。 放送部 3年 狭間 咲希 さん


<アーチェリー部>
 全国高校総体では、男子個人の部で出場します。日頃多大な御支援、御協力をくださいました皆様、並びに応援してくださいました全ての皆様に厚く御礼申し上げます。
 大会では、日頃の練習の成果を存分に発揮したいと思います。引き続き御声援宜しくお願いいたします。 アーチェリー部 2年 柳澤 啓史 さん