学校生活

 

 2月も下旬に入り、少しずつ暖かさを感じられる日が増えてきたように思います。放課後もすぐに暗くならなくなったし、こうなってくると学校林でのセンサーカメラ回収がやりやすくなってきます。今回は設置期間が短かったこともあってか、あまり哺乳類は撮影されませんでした。代わりに、鳥類の写真がいつもより多かったです。

 センサーカメラは赤外線センサーを使用しており、体温をもった恒温動物にはセンサーが反応してシャッターが落ちるため、哺乳類だけでなく鳥類も写ります。学校林ではキジバトやハシブトガラス、シロハラなどがよく撮影されます。最近はトラツグミも多いですし、過去にはキジが撮影されたこともあります。鳥類は基本的には日中に撮影されるので、明るい時間の写真があれば「鳥類かな?」と思うところです。このセンサーカメラ調査は、哺乳類を対象としている調査ですので、鳥類についてはそこまで詳しく調べたりしているわけではないのですが、いずれ、学校林で見られる鳥類もまとめていけると面白いかも知れませんね。

 現在科学部では、過去3年分くらいの調査データを集計しています。データ量が多い上、学校林を二次林と人工林に分けて調査していたり、写真データだけでなく動画データもあったりでとても大変なのですが、部員みんなで分担しながら作業を進めています。来年度、コロナの状況がよくなれば、この集計したデータを元に、これまでの調査結果を何らかの形で報告・発表できたらいいなと考えています。