インターネットで手話を勉強!!
今月の手話
*手話の語順と日本語の語順は少々異なります。英会話を覚えるときのように、日本語とは違う言語として手話を覚えて下さい。また、手話は表情が大切です。鏡を見て練習しましょう。
6月のテーマは雨です。
「毎日雨で嫌だわ。晴れたらいいのにね。」
アニメーションを見たい人はこちらへ(約790KB)
<毎日>
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親指と人差し指を立てた両手を向かい合わせ、手首を軸に人差し指を下から上に回す。
(=いつも、何度も、〜してばかり、毎)
*写真の表現を2回ほど繰り返す。
<雨>
→
軽く指先を広げた両手の平を下に向け、繰り返し下ろす。(=雨が降る、雨)
空間を指さす。(=3人称の指示代名詞)
<嫌>
→

親指と人差し指を閉じた右手をあごに当て、前に向かってぱっと開く。(=嫌い、〜したくない、嫌)
<PT1>
人差し指で自分を指さす。(=ぼく、私、一人称の指示代名詞)
<晴れ>
→
手の平を前に向けた両手を交差させ、ぱっと開く。(=明るい、いい天気、晴れ)
<良い>
→
右手こぶしを鼻から前に出す。(=良い)
<〜だね。>
→
→
両手を前後に置いて、親指と人差し指を閉じたり開いたりする。(=同じ、〜だね)
ポイント!
*「雨」という手話は、雨の強弱によっていろいろな表現の仕方があります。「雨がぽつぽつ降っている。」というような
場合には、両手の人差し指を交互に下ろし、ぽつぽつ降っている様子を表します。
*「雨」という表現の後に空間を指さす(PT3)ことで、「降っている」様子をよりはっきり表現することができます。
*感情を伴う表現は、特に表情が大切です。写真では、眉をひそめて手話表現も強く表すことで、本当に嫌な気持ちを
伝えています。
*文の終わりに指さし(PT)をすることによって、行動や感情の主体は誰であるのかを表すことができます。この例文
では、雨が降って嫌なのは「私」ですから、自分を指さします(PT1)。
*顔を外に向けながら「晴れ」「良い」を表すと、「晴れたらいいなあ。」「晴れっていいね。」という意味合いを帯びます。
この二つの違いについては、表情あるのみ、です。
*「晴れ」という表現の時には、「パーッ」という口形を伴う場合が多いです。
*「同じ」という手話を自分と相手の位置に分けて表すことで、同意の表現になります。まん中の写真のように、あごを
引いて眉を上げる表情をすると、同意を求める表現になります。
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