
2014/06/06
日時:7月8日(月)3,4限
場所:桃山高校化学実験室
講師:京都教育大学教育学部理科領域教授 芝原 寛泰 先生
銅(顆粒)に濃硝酸を加え、二酸化窒素を発生させます。
この操作は通常、ドラフトと呼ばれる換気装置のついた小室内で行います。
ここでは注射器を用いて、各グループ(2名1組)が発生気体を実験机上でミニ試験管に捕集しました。
実験1 ①ピストンを素早く押して加圧します。
加圧に伴う二酸化窒素の褐色の変化を観察しました。
②ピストンを素早く引きます。
減圧に伴う二酸化窒素の褐色の変化を観察しました。
実験2 ① 二酸化窒素の入ったミニ試験管を氷水にひたし,冷却しました。
冷却に伴う二酸化窒素の褐色の変化を観察しました。
② 二酸化窒素の入ったミニ試験管を沸騰させた水にひたし,加熱をしました。
加熱に伴う二酸化窒素の褐色の変化を観察しました。
考察
二酸化窒素( NO2)褐色 、 四酸化二窒素(N2O4)無色
2NO2 ←→ N2O4
加圧をしたり、冷却をしたとき、左右どちらの向き反応が進み、新しい化学平衡の状態になったかを考察しました。
上の写真はミニ試験管を冷却しているところです。
下の写真は全体説明の様子です。
対象:2年自然科学科生徒全員