京丹後市立高龍小学校

京丹後市立高龍小学校

所在地:〒629-3572 京都府京丹後市久美浜町新谷250番地  電話:0772-85-0220 ファックス:0772-85-0225 メール:kouryuu-es@kyoto-be.ne.jp

 

久美浜学園小中一貫教育

天気予報

 

オンライン状況

オンラインユーザー3人
ログインユーザー0人
登録ユーザー14人

カウンタ

COUNTER257572

校長室

校長室
2020/03/23

卒業式 式辞

Tweet ThisSend to Facebook | by ホームページ管理者

  式 辞

 

 高龍寺ケ岳の裾野にも、春の息吹を感じられる、今日の佳き日に、御来賓としてPTA会長田中直之様・保護者の皆様のご臨席を賜り、令和元年度、京丹後市立高龍小学校卒業証書授与式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない喜びです。ご臨席賜りました皆様には、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。

さて、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが、六年間の小学校の課程を終えたその証として、本日、卒業証書を渡しました。今日の日を迎えられたのも、たくさんの方の支えがあったことを覚えておいてください。常に優しく包み込んでいただいたお父さんお母さん、おじいさんおばあさん、家族の方。また、この学校で一緒に過ごした友達、先生方。更に、いつも温かく見守ってくださった地域の方々です。皆さんの立派に成長した姿を、心から喜んでおられます。ピカピカのランドセルを背負って高龍小学校に登校した入学式。あの時から、今日までの六年間、本当に多くのことを学び、心も体も大きく成長しました。

 特に、この一年間は、最高学年として高龍小学校の全員が「自分なりの考えを持つことができる」ように、下級生を導くことができました。運動会・チーム遊び・大縄大会。また、委員会活動、登下校等、リーダーとしての責任を果たしたことで、一人一人が、思いやりがあり、粘り強く挑戦できる高龍小学校になりました。そして、なんといっても六年生の素晴らしいところは、自分自身を見つめ、仲間と力を合わせることができる優しい心を持っているところです。修学旅行・学習発表会・絵画の取組など、一歩一歩 成長してきました。

皆さんの取組を終えて書いた作文から、人として成長していることが伝わります。その中から、一つ、紹介させてください。「大繩大会後の作文」です。

「僕は、大繩大会で、運動会でできなかったある事に気が付きました。それは、『仲間を思いやる』ことです。運動会の時には、マイナスな表現が多かったけれど、大繩大会では、『頑張れ』や『大丈夫』等の言葉が自然と言えるようになりました。また、運動会の時には、みんなをまとめることに不安だったけれど、今は、『まとめられた。』と思えるようになりました。みんなに怒って指示を出すのではなく、優しく伝えることで聞いてくれるのだと思いました。そして、僕は、大繩大会が楽しかったと思うことができました。それは、準優勝できたからではなく、みんなと一緒に頑張ることができたからです。」と人として何を大切に生きていくべきなのか考えることができています。

でもこの作文は、書いた本人だけではなく、十八名の六年生の仲間がいたからこそ生まれました。常に自分を磨き、仲間と成長する六年生がいたからこそ、高龍小学校を前進させることができました。

ところで、皆さんは、これまで出会った本のなかで、どんな本が、心に残っていますか。皆さんの門出を祝って、「赤毛のアン」の本の一部を紹介します。孤児であったアンは、猛勉強して、希望していた大学に見事合格します。まっすぐな一本道のように目の前に伸びる未来、道に沿って将来が見渡せた幸せの絶頂のその時に、自分を育ててくれた家族が亡くなってしまいます。そして、その家族の農場を守るために、大学には行かずに、住み慣れた我が家に残り、教師になることを決意し、こう語ります。「今、道は曲がり角に来たの。曲がった向こうに何があるかわからないけれど、きっとすばらしい世界が待っていると信じているわ。」決して将来の夢を失うのではなく、目標が変わったとアンは言います。困難は壁のように立ちはだかるけれど、必ず扉がある、そのようにも感じたようです。

卒業生のみなさん、中学校に行くと、突然の曲がり角に戸惑ったり、時には目標を変えたりすることもあるかもしれません。そんな時、是非このアンの姿を思い出してください。曲がり角の先を信じ、その先を作っていくのは自分自身です。自分の夢を実現するために努力を続けてください。みなさんなら、できます。自分を信じて、一歩一歩、前進してください。

最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。小学校の六年間の課程を終えられたお子様の晴れやかな姿に、感慨ひとしおのことと思います。これからお子様は、思春期を迎えられます。心が揺れ動き、不安に陥ったり、反抗したりしながら自己を確立していきます。そんな姿にとまどわれるかもしれませんが、子どもたちは、しっかりと自分なりに考え、判断する力を持っています。子どもたちの可能性を信じ、是非とも心の支えとなっていただきますようお願い申し上げます。

 それでは、卒業生の皆さんが、この高龍小学校で学んだことを誇りとし、中学校でも大きく飛躍することを期待して、私の式辞といたします。

     令和二年三月二十三日

             京丹後市立高龍小学校
                校長 笹倉 武雄


11:33