日中は汗ばむ事もありますが、朝夕はずいぶん過ごしやすくなり、コスモスが風に揺られ秋の訪れを実感する季節になってきました。
９月２２日には文化祭を、10月４日には体育祭をそれぞれ実施しましたところ、保護者や地域の皆様に多数来校いただき、誠に有難うございました。この２つの行事を一言で表現すると、「感動的な文化祭」「清々しい体育祭」で、ともに感心したことは、「限られた時間で、妥協せず最後までより良いものを創り上げようと努力する生徒達のひたむきな姿勢」が伺えたことです。
文化祭では美しい声にこだわり精一杯気持ちを届けようとした合唱や、皆が惹き込まれるような素晴らしい演奏を披露してくれた吹奏楽部、声楽家の方への感謝の気持ちを一つにして、心に響く歌声を体育館に響かせた全校合唱など、心打たれることが多くありました。
体育祭では全力で競技する姿、勝負がついていたとしても最後まで手を抜かずに走りきる姿、声を張り上げて楽しそうに仲間に声援を送る姿などが随所に見られました。そして、いずれでもその立役者は、やはり殿田中の顔である３年生であり、その存在は際立っていました。
今年度の学校祭スローガンは、「Don’t stop & let’s follow～心を一つに駆け抜けろ!!～」です。このスローガンには「自分たちの気持ちを一つにして、全校生徒一緒に創り上げよう」という思いが込められていますが、まさにその思いを体現した取組でしたし、そのような価値のある行事を創り上げてくれた生徒達に大きな拍手を送りたいと思います。
あとになりましたが、保護者や地域の皆様におかれましては、生徒達の学校生活の充実のために、また少しでも地域の方々のお役に立てればという趣旨の下、同時開催のPTAバザーや不用品回収への御理解・御協力、誠に有難うございました。自分達の生活が様々な方々の支えから成り立っていることを折に触れ伝え、感謝の気持ちをもって次に自分達に何ができるのかを共に考えながら教育を進めて参りたいと思っています。また、収益につきましては、子ども達の教育に還元していきたいと思います。本当に御協力有難うございました。
校長 世木 佳文