殿田中生の頑張り

6月に入り湿度が高く過ごしにくくなりましたが、本校ではそれを吹き飛ばす清々しい光景や意欲的な生徒の姿勢を感じることが多々あり、我々教員も元気をもらっています。

例えば、登校時の気持ちの良い挨拶であり、具体的には元気な声で、視線を合わせて、軽く会釈する、中には横断歩道上にも関わらず立ち止まってお辞儀をする生徒も1年生には多くいます。校内でも様々な場面で気持ちの良い挨拶の声が響くことが増えています。これも昨年度から続く生徒会の“神あいさつ”の取組等の成果なのでしょう。

先日の口丹波陸上大会には、補助員含めて35名、全校生徒の3分の1以上が参加しました。南丹船井陸上大会よりも10名近く増加で、こんなことはめったにありません。当日までの放課後練習でも、グランドでは自己記録更新を目指して互いに励まし合いながら、共に挑戦する姿勢と温かい雰囲気が満ち溢れていました。

大会当日の競技場での清々しい競技姿勢や応援態度・マナー、補助員の献身的な頑張り等、どこの学校にも引けを取らない堂々とした姿勢でした。

また、高みを目指す雰囲気という点では、英語検定を始めとして様々な検定を受検する生徒数も着実に増加しており、真面目に頑張る生徒が嫌な思いをせず、当たり前の事が当たり前に評価される集団の雰囲気になっていることを実感しています。よりいっそう、失敗を恐れず、様々な事に前向きに挑戦する校風づくりに努めていきたいと思います。

さらに、この間格段に成長のあとを感じるのが、発言者の方に姿勢を傾け、発言者の話に丁寧に耳や目・心を傾け、真摯に相手の話を聴く姿勢、つまり“傾聴の姿勢”です。話の内容を理解するだけでなく、話し方や表情などの言葉以外の部分から相手の感情や真意をくみ取る、つまり相手の立場にたつという人権的な視点やコミュニケーションの視点からも手ごたえを感じており、集会や授業の中でその姿が随所に見られるようになってきていることは嬉しい限りです。

今後はさらに、聴く側の姿勢だけでなく、発言者側の姿勢や声の大きさにもこだわり、コミュニケーション能力並びに言語活動の充実に向けて、一層取組を進め、引き続き殿田中ブロックの保育所・こども園・小学校等とも密に連携を図りながら、一緒に日吉の子ども達を育てていきたいと思っています。

校 長  世木 佳文

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