令和3年度2月 学校長挨拶

未来への投資、そして財産

2月に入り、いよいよ受験シーズンを迎える時となりました。3年生は体調管理には細心の注意を払い、万全の状態で入試に臨み希望進路を実現して欲しいものです。

さて、新しい年がスタートして早くも1ヶ月が経過した今、コロナ禍のため様々な行動制限がかかり、あまり外へ出ることができない中、どのような有意義な過ごし方をしているでしょうか。

先日、ある本を読んでいて、次の部分に釘付けになりました。  『消費』・・・生活に必要なものに使う事

『浪費』・・・無駄遣い(無駄に使う事)

『投資』・・・今よりもより良い未来のために使う事

投資と言えば、イメージ的にお金を連想させそうなワードですが、これは単位を変える事で、素晴らしい発想に切り替えられる事を知りました。人は平等に1年間に約50万分の時間(1年365日×1日24時間×1時間60分)が与えられています。その時間(分)を貯めることはできないし、その使い方を決めるのも自分自身です。時間の使い方には、上記のように『消費』・『浪費』・『投資』があります。それぞれ状況によってはどれも必要な要素ではあるかもしれませんが、バランスを考えずに『消費』や『浪費』にばかり費やしてしまうと、将来得られるものが無くなってしまいます。だから、『投資』の時間をしっかり持つことが大事だということです。

ただし、勘違いしてはいけないのは、『投資』=『勉強』ではないということ。同じ『勉強する時間』でも『投資』の場合もあれば『浪費』の場合もあり得るということ。何をやるにしても、やり方によって(本人次第で)『投資』・『消費』・『浪費』になるということです。つまり、『何をやるか』が大切なのではなく、『どうやるか』が重要だということです。つまり『挨拶』と同様に『勉強』も仕方なしにするものではなく、前向きな気持ちと自らの意思で行うことが大切だということです。つまり『姿勢』が大切だということです。コロナに負けず、未来をしっかり見据えて、未来への『投資』をしていきたいものです。

保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、年始からのコロナ再流行で感染不安が尽きないところだと思います。一層のコロナ対策の徹底を図り、子ども達の安全を保護者の皆様、地域の皆様とともに守って参りたいと存じます。また先日も、本校学校運営協議会委員の皆様と本校教職員とで熟議を開催しました。熟議で出された意見を少しでも実現し、地域と共にある学校づくりを充実させたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

                                     校長 世木 佳文

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