令和3年度4月 学校長挨拶

 令和3年度のスタートにあたり
 
 樹木の新しい芽吹きも始まる中、令和3年度が始まりました。新型コロナウイルス感染症再拡大防止に配慮した中ではありましたが、無事に入学式並びに始業式を終えることができました。保護者の皆様におかれましては、お子様のご入学、ご進級、誠におめでとうございます。希望や期待に胸を膨らませる36名の新入生を迎え、これで今年度は全校で103名でのスタートになります。

さて、昨年度に設置されました学校運営協議会の皆様にご意見を頂きながら、新たな「学校教育目標」及び「目指す生徒像」を掲げました。
  ◆学校教育目標
   「人権の尊重を基盤として、ふるさとを舞台に広い視野で考え、自ら学び、主体的に行動する、心豊かな人間の育成」
  ◆目指す生徒像
   ○生命と人権を大切にし、生き抜く力をもった生徒
   ○いつまでもふるさと日吉を愛する生徒
   ○グローバルな視野で考えることができる生徒
   ○学ぶ意欲と学ぶ力を身につけた生徒
   ○思いやりをもち仲間と協調して取り組める生徒
 中学校では今年度から新しい学習指導要領のもと学校教育が進められます。昨年から続くコロナ禍で、今まで当たり前と思っていたことができなくなり、世の中が大きく様変わりしました。このような予測困難な社会を生き抜くためには、生徒自身が主体的に学び、自ら考えて課題を解決していく力が必要となります。

また、自分のことだけでなく、広く地域や世界に目を向けて、多くの他者との関わりの中で体験し、対話しながら共によりよく生きる力を身に付けることは、まさに新しい学習指導要領が求めている力です。

具体的には、生徒が「何を学ぶか」だけではなく、学んだことを生かして「何ができるようになるか」を重視し、「学んだことを活用して考える場面」や「自分の学びの様子を自覚して、自分で学びを振り返る場面」を積極的に取り入れ、生徒の学びを確かなものになるよう、職員一同、力を合わせて支援をしていきます。

さらには、保護者や地域の皆様の力をお借りして、生徒の道徳性を育む地域道徳の取組も進めていきます。保護者・地域の皆様との交流等を通して、保護者・地域の皆様の思いや願いに気付き、地域のためにできることを考えて発信したり、自らが行動したりできる、そんな生徒に育って欲しいと願っています。先になりますが、11月には「親子道徳」の取組を計画していますので、ぜひともご協力をお願い致します。

京都府においても緊急事態宣言が再発令されるなど、新型コロナウイルスの変異株拡大への懸念が強まっています。今後も、生徒の安全を最優先に考えながら、創意工夫の上、学びの場の保障に最善を尽くしていきたいと考えておりますので、保護者・地域の皆様も感染予防のための行事内容の変更等についてはご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

                                      校長 世木 佳文

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