3学期の始まりにあたり

全校生徒の皆さん、新年明けましてめでとうございます。令和6年を迎え、気持ちを新たにして、3学期を迎えたことと思います。
はじめに、1月1日に起きた能登半島地震、その支援に向かう途中に起きた海上保安庁航空機と日航機との衝突事故で多くの方が犠牲になられました。能登半島全域では今もなお通常の生活ができない状況にあります。皆さんとともに1日も早い復興を願い、犠牲になられた皆様のお悔やみを心よりお祈り申し上げます。
さて、『一年の計は元旦にあり』といいますが、皆さんは何か目標を決めましたか。先生は、健康な身体と体力を落とさないために『できる限りの運動をして、鍛えることを継続する』と決めました。
今年の干支は辰(たつ)です。十二支の中で辰だけが架空の生き物なんです。なぜ、十二支の中に架空の生き物が入っているんでしょうか。タツは古代中国では、身近な生き物で実在すると考えられていたそうで、権力の象徴とされており、中国でも縁起のよい動物とされています。そのため、架空の生き物ではありますが、十二支の中に含まれているそうです。そこで、竜にちなんだことわざを一つ紹介します。
『竜の水を得る如し』(りゅうのみずをえるごとし)
強いものが一層勢いを得ることです。竜が水を得て天に昇っていくように強いものがさらに強くなるという意味です。
みなさんは令和5年で、心も体も一回り成長しました。令和6年を迎え、今年は「竜の水を得る如し」一層皆さんの勢いが強く増して、活躍する年になるよう願っています。
3学期は、1年生にとっては良き先輩になるために自覚を高め、2年生にとっては学校のリーダーとしての自覚を持つための準備期間です。そして、3年生にとっては、義務教育9年間のまとめの学期であると同時に、卒業という大きな節目を迎えます。今年度は丹後中学校10周年を迎えています。1学期は校歌を混成3部合唱で披露し、2学期は美術の授業で丹後中キャラクターを作成しました。3学期は10周年にふさわしい、しめくくりができたらいいなと期待しています。節目となる3学期が始まるにあたり、1学期の初めに生徒の皆さんに伝えた事をもう一度伝えます。
人とのかかわりを大切にする・・・挨拶や会話をとおして、相手の気持ちが分かり、自分の行動ができ、みんなにとって居心地のよい環境を作っていきましょう。3学期はまとめです。
挑戦すること・・・これまで挑戦した内容を思い出して、自信に変えてさらに挑戦してください。
3学期はあっという間に過ぎていきます。この2つのことを大切にしてください。また、周りの友達と今の学年で生活する最後の学期になります。仲間とともに1日1日を大切にして、充実した生活を送りましょう。

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