第9回 Area Study を実施しました

 10月28日(土)に第9回Area Studyを実施しました。
 Area Studyは1年生希望者対象に年間12回、土曜日に行われる特別授業です。

 今回の講師は京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科ロシア語専攻の木寺律子先生でした。
 最初にロシア及びロシア語が話されている国や地域について紹介していただきました。世界最大の国土を誇るロシアはヨーロッパとアジアの特徴を兼ね備えた興味深い国であり、歴史や文化だけでなく理系にも強い国だということ、ロシアには親切で人間の器が大きい人が多いことなど、ロシアに対するイメージの変わる話もしていただきました。
 メインはロシア文学についてのお話で、ツルゲーネフ、トルストイ、ゴーゴリ、ドストエフスキー、チェーホフ、そしてアイトマートフの作品からの抜粋を生徒が交代で音読していき、木寺先生から作品についての説明がありました。様々な文学作品を通して、ロシア文学の特徴を知るだけでなく、ロシアの歴史、生活、文化の一端に触れることができました。
 他にもローマ文字とは違うキリル文字やロシア語の特徴についても触れていただきました。講座全体を通してロシアの雰囲気をしっかりと感じることができました。木寺先生、ありがとうございました。

◎生徒の感想
・ロシア語圏の本を読んだり映画を見たりして面白かった。特に自然描写が細かくて読みやすくて頭に入ってきやすかった。
・6人の文学作品を少しずつ読んだが、日本の作品と情景描写が違って面白かった。翻訳する人によって、作品のイメージに違いを感じた。
・ロシア語の表現の豊かさを感じることができた。
・ドストエフスキーの本が前から気になっていて、これを機に読んでみようと思った。

Area Studyは「パナソニック教育財団」の「実践研究助成」を受けて実施しています。

2023年11月06日|新着情報のカテゴリー:園高ニュース