第8回 Area Study を実施しました

 10月21日(土)に第8回Area Studyを実施しました。
 Area Studyは1年生希望者対象に年間12回、土曜日に行われる特別授業です。

 今回の講師は京都産業大学外国語学部アジア言語学科中国語専攻の関光世先生でした。
前半は主に中国語とはどういう言語なのかについて解説をしていただきました。話者数が英語に次いで世界2位と言われている中国語ですが、普段私たちが使う「中国語」とはあいまいな言い方で、実際には「汉语(漢語)」「中文」「国語」「華語」など幅広い概念を内包していること、また同じ中国語でも普通話(漢語標準語)と方言では違いが大きいことなどを学びました。方言は外国語のようなものとの話に驚く生徒も多くいました。
 後半は漢字や発音について学びました。漢字についてはクイズ形式で例を示していただき、日本語の漢字と同じ漢字、似ている漢字もあり、学習しやすい部分もある反面、日本語とは意味が違う漢字や単語もあり、気を付ける必要があることがわかりました。
 最期に中国のアニメを通して、機械翻訳ではカバーしきれない文化理解の重要性に触れていただきました。
 ヨーロッパの言語よりも近くの国の言語でありながら、知らないことの多い中国語の世界をわかりやすく紹介していただきました。関先生、ありがとうございました。


◎生徒の感想
・声調の違いが難しく、中国語を話している人はすごいと思った。
・同じ文字なのに方言によって読み方が全然違うことにとても驚いた。
・来年台湾に行くので、日常で使いそうな単語を覚えて話してみたいと思った。
・漢字だから簡単だと思っていたけれど、意味が違うものもあって習得するのに時間がかかりそう。
・これからの時代英語だけでなく、中国語も学ぶといいと聞いたことがあり、今回の講義で興味を持ったので、もっと学んでみたいと思った。

Area Studyは「パナソニック教育財団」の「実践研究助成」を受けて実施しています。

2023年10月25日|新着情報のカテゴリー:園高ニュース