令和3年度 第2回 外国語教育推進リーダー養成研修会を実施しました。

 12月2日(木)に乙訓総合庁舎で「第2回外国語教育リーダー養成研修会」を実施しました。管内小中学校から11名の教員が参加しました。

 講義・演習では、受講者どうしによるワークや協議を中心に行いました。

 はじめは、「My Little Happy」というテーマでのスモールトークです。前回の講義にあった、「会話の継続をするために必要なコミュニケーション・ストラテジーの積み重ね(=アクティブ・リスナーの育成)」という視点を踏まえ、聞き手側が積極的に反応をしたり、問い返したりするなど、体験的に学び合う姿が見られました。

 続いて、「翻訳機能を使って準備した英文で発表をする」ということに対して、指導者側が大切にすべき視点について協議しました。「翻訳機能で調べたことをそのまま伝えた場合、相手が分からないこともあるので、翻訳機能を参考にすることはあっても、どう表現したら相手に伝わるか、相手が分かる言葉=既習事項を使って表現させることが大切ではないか。」という意見が出るなど、授業をコミュニケーションの場とし、相手意識を育てる授業づくりに大切なことを共有することができました。

 演習の最後は、効果的なフィードバックの1つとして、「誤った表現への対応」を行いました。子ども達が誤った表現をした時に、説明的に誤りを指摘するばかりでは、「間違えないように表現しないといけない」と自信をもって表現する意欲を下げてしまうことが考えられます。リキャスト(下記の例を参照)などのように、コミュニケーションの中で自然な形で学習者に気付きを与えるようなフィードバックについて体験的に学びました。

 *リキャストの例

   Teacher : What did you eat yesterday?
   Student : I eat kiritampo.
   Teacher : Oh, you ate kiritampo!  How interesting! 

 講義、演習の後はグループに分かれて、第3回研修で交流する模擬授業の構想に取り組みました。場面をどうするか、何ができるようになるための活動かなどについて意見交流をしながら、その1時間のねらいを達成するための効果的な指導方法について考えました。

 いよいよ、次回は模擬授業本番です。受講者どうしでそれぞれの実践を体感し、相互にフィードバックをし合って、実践力の向上につなげていきます。

演習の内容(配布資料から一部抜粋)

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